タイトルコード |
1000100349475 |
書誌種別 |
図書(児童) |
書名 |
笑う免疫学 |
書名ヨミ |
ワラウ メンエキガク |
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自分と他者を区別するふしぎなしくみ |
叢書名 |
ちくまプリマー新書
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叢書番号 |
247 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 紘一郎/著
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著者名ヨミ |
フジタ コウイチロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
筑摩書房
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出版年月 |
2016.1 |
本体価格 |
¥780 |
ISBN |
978-4-480-68951-1 |
ISBN |
4-480-68951-1 |
数量 |
168p |
大きさ |
18cm |
分類記号 |
491.8
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件名 |
免疫学
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学習件名 |
免疫 |
内容紹介 |
免疫とは、生体の防御というよりも共生のための手段ではないか? その複雑さから「諸刃の剣」とも言われる免疫のしくみを、免疫や伝染病研究の第一人者である「カイチュウ博士」が一からわかりやすく教える。 |
著者紹介 |
1939年旧満州生まれ。東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。「笑うカイチュウ」で講談社出版文化賞・科学出版賞を受賞。他の著書に「こころの免疫学」など。 |
目次タイトル |
第一章 病は免疫から-自分と他者を区別するふしぎなしくみ |
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1.免疫のおもな働きと病気 2.腸と心が免疫力を決めている 3.免疫ってなんだろう? 4.実は誰でも知っている免疫反応 ★コラム 寄生虫の免疫反応 5.免疫には二重の砦がある 6.生物が持つ原始的な免疫システム-自然免疫 ★コラム 自然リンパ球の発見 7.獲得免疫にも2種類ある 8.体液性免疫の主役を担う、抗体をつくるしくみ ★コラム 寄生虫がアレルギーを抑えるメカニズム 9.細胞性免疫はT細胞が主役 10.細菌とウイルス感染とでは免疫反応が異なる ★コラム かぜが治るしくみ |
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第二章 免疫力のカギをにぎる腸内細菌 |
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1.人間の進化も腸内細菌のおかげ ★コラム 便は何からできているか 2.腸の構造と免疫細胞 3.腸の最大の免疫組織「パイエル板」 4.腸の免疫組織を活性化する腸内細菌 5.腸内細菌の種類とその働き 6.腸内細菌の大部分を占める日和見菌の重要性 ★コラム おデブ菌 7.免疫を高めている土壌菌 |
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第三章 免疫は栄養で変わる-食べ物と免疫 |
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1.日本人の腸内細菌数が減っている 2.善玉菌が優位になる食物で免疫は高まる 3.腸内細菌のエサとなる糖類 4.長寿を導く発酵食品 5.便秘をなくすと免疫は高まる 6.よく嚙むと免疫力も上昇する 7.嚙まずにおいしいと感じる不自然さ 8.食べることと免疫との関係 |
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第四章 「いい人」は病気になりやすい-心と免疫 |
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1.脳と免疫系の情報とネットワーク ★コラム 精神神経免疫学の誕生 2.神経伝達物質が免疫系におよぼす作用 3.ホルモンが免疫系におよぼす作用 4.サイトカインの神経・内分泌系への作用 5.ストレスが免疫力を低下させる 6.ストレスで低下した免疫は、副交感神経優位で回復 7.心の持ち方で免疫を変える ★コラム 陽気な生き方が免疫力を上げる 8.笑いで免疫力を刺激する |
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第五章 免疫細胞は気がきく-寛容と免疫 |
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1.他者と自分を区別する ★コラム 血液型 2.自己免疫寛容のメカニズム ★コラム アポトーシス(細胞死)とは何か 3.非自己の認識にかかわるMHC ★コラム 自分の標識を持たない外敵は攻撃しない「MHC拘束性」 4.自分を見失った免疫系-自己免疫疾患の発生 ★コラム いろいろな自己免疫疾患 5.なぜ他者からの臓器移植では拒絶反応を示すのか 6.T細胞の世界-自己と非自己の組み合わせを認識する細胞 7.Th-1細胞とTh-2細胞が産生するサイトカイン 8.免疫の多様性の秘密は、抗体の構造にある 9.B細胞と同じく、T細胞も多様性を持っている |
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第六章 免疫のバランスが健康を保つ-アレルギーとがん |
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1.免疫のバランスが崩れたとき病気になる 2.アレルギーには4つのタイプがある 3.花粉症や喘息が起こるのは ★コラム アレルギーや寄生虫感染時に増える好酸球 4.アレルギー性疾患は文明病 5.がんの発生を抑えるTh-1系の細胞群 6.NK細胞活性が強いとがんにならない |
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あとがき |