タイトルコード |
1000100693168 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
幸運を探すフィリピンの移民たち |
書名ヨミ |
コウウン オ サガス フィリピン ノ イミンタチ |
|
冒険・犠牲・祝福の民族誌 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
細田 尚美/著
|
著者名ヨミ |
ホソダ ナオミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7503-4795-0 |
ISBN |
4-7503-4795-0 |
数量 |
395p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.5248
|
件名 |
移民・植民
労働移動
サマール島
|
注記 |
文献:p365〜390 |
内容紹介 |
グローバルな人の動きに関する分野で注目を集めるフィリピンを舞台とし、神からの祝福とされる「幸運」という概念を中心に据え、同国中部のサマール島から外へ旅立った人たちと故地とのつながりを論じる。 |
著者紹介 |
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程修了。博士(地域研究)。同大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。専攻は文化人類学、東南アジア地域研究。 |
目次タイトル |
序章 冒険とつながりの民族誌に向けて |
|
一 サパラランとの出会い 二 幸運探しとしての移動 三 移民と故地とのつながり再考 四 調査方法と用語について |
|
第一部 サマール島における人の移動 |
|
第一章 サパラランの歴史・地理的背景 |
|
一 「数多くの島からなる島」の人びと 二 島の歴史と人の移動(1)-開拓移民の受け入れ 三 島の歴史と人の移動(2)-都市での機会を求めて 四 島の歴史と人の移動(3)-国際移民の増加 |
|
第二章 バト村の人びとの暮らしと移動 |
|
一 バト村の概況 二 村の形成とその後の変遷 三 村人の移動の多様性 四 生きかたの一部としての移動 |
|
第二部 運命とサパララン |
|
第三章 移動・豊かさ・リスク |
|
一 サパラランとは 二 空間と移動-富の偏在とリスク 三 サパララン前線としてのマニラ(1)-「マニラ」の登場から分村成立まで 四 サパララン前線としてのマニラ(2)-新たな場所への挑戦 |
|
第四章 サパラランの過程 |
|
一 旅立ちとサクリピショ 二 幸運探しの方法 三 幸運の獲得 四 サパラランに対する評価 |
|
第三部 幸運を通じたつながり |
|
第五章 祈りの世界のサパララン |
|
一 村人の生活のなかの信仰 二 人の運命を変える力 三 幸運とモラリティ 四 神とのつながり、人とのつながり |
|
第六章 ブオタン精神がつなぐ移民と村の人びと |
|
一 村の社会関係-家族・親族・食の共有をめぐって 二 生を支え合う者同士としてつながる移民と家族 三 幸運者のフィエスタ帰省と幸運の分け与え 四 幸運の分け与えのジレンマ |
|
第四部 つながりの揺らぎと再編 |
|
第七章 都市で暮らす移民の間の「分け与え」と「自立」 |
|
一 成功者の間にみられる理念 二 相互扶助と自助努力の狭間で 三 噂によるコントロール 四 複数の理念の間を巧みに生き抜く |
|
第八章 「村」を離れる人びと |
|
一 移民二世にとってのバト村とは 二 中間層住宅地で暮らす家族に起きた変化 三 国際移民の村との多様なつながりかた 四 移民と村とのつながり再考 |
|
終章 グローバル化時代における幸運とつながり |
|
一 サパララン・モデルの汎用性 二 グローバル化時代の「幸運」研究 三 幸運を通じたつながりの関係性のなかで 四 移動文化を支えるつながりのダイナミズム |