タイトルコード |
1000100837568 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
移民大国アメリカの言語サービス |
書名ヨミ |
イミン タイコク アメリカ ノ ゲンゴ サービス |
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多言語と<やさしい英語>をめぐる運動と政策 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
角 知行/著
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著者名ヨミ |
スミ トモユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2020.9 |
本体価格 |
¥2700 |
ISBN |
978-4-7503-5083-7 |
ISBN |
4-7503-5083-7 |
数量 |
239p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
802.53
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件名 |
言語政策
移民・植民
アメリカ合衆国
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注記 |
文献:p206〜233 |
内容紹介 |
バイリンガル投票、医療通訳・翻訳…。多方面で多言語や<やさしい英語>による言語サービスを実施しているアメリカ。それらを実現した団体運動と歴代政権の政策、法律・制度と運用実績を分析する。テキストデータ引換券付き。 |
著者紹介 |
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。天理大学名誉教授。専攻は社会学(メディア論、言語政策)。著書に「識字神話をよみとく」など。 |
目次タイトル |
序章 言語サービスとは何か |
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1.オバマケアにおける言語サービス条項 2.LEP(限定的英語能力者)とはだれか 3.移民と言語 4.言語アクセスと言語サービス 5.多言語サービスと<やさしい英語>サービス 6.言語サービスをめぐる運動と政策 |
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第Ⅰ部 多言語サービスについて |
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第1章 多言語サービスをめぐる運動と政策 |
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1.「アメリカ化」という運動 2.移民の増加と多言語サービス法の成立 3.英語公用語化運動 4.クリントンの大統領令 5.多言語主義の主流化 |
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第2章 投票権法(1975年修正)について |
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1.はじめに 2.投票権法(1965年)の制定 3.投票権法(1975年修正)におけるバイリンガル投票条項 4.MALDEFとPRLDEF 5.議会公聴会と法案の成立 6.投票権法のその後と成果 7.おわりに |
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第3章 連邦政府における多言語サービス |
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1.はじめに 2.クリントン政権の特徴 3.大統領令13166の発令 4.大統領令13166のその後 5.LEPガイダンスとその実施状況 6.おわりに-大統領令の成果と限界 |
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第4章 医療にみる通訳翻訳サービス |
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1.はじめに 2.人種・民族間の健康格差 3.連邦政府の対応 4.州政府の対応 5.通訳翻訳サービスの現状 6.公的援助はあるのか 7.おわりに-オバマケアと多言語サービス |
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第5章 地方都市における多言語サービス |
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1.はじめに 2.サンフランシスコの人口統計 3.カリフォルニア州の言語政策 4.条例制定のいきさつ 5.条例の内容と特徴 6.アドボカシーの成功要因 7.言語アクセス条例の拡大 8.おわりに-言語アクセス条例の評価をめぐって |
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第Ⅱ部 <やさしい英語>サービスについて |
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第6章 <やさしい英語>をめぐる運動と政策 |
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1.法律文書の難解さ 2.フレッシュ・ルドルフと<やさしい英語> 3.消費者文書の平易化 4.行政文書の平易化 5.世界における<やさしい言語>運動 6.<やさしい英語>運動の主体 7.<やさしい英語>の意義と限界 |
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第7章 消費者文書をやさしく |
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1.はじめに 2.マグヌソン・モス保証法と製品保証書改訂 3.ニューヨーク州・<やさしい英語>法と消費者契約書改訂 4.生命健康保険約款・言語簡明化モデル法と約款改訂 5.SEC・<やさしい英語>開示規則と証券目論見書改訂 6.諸事例からの発見事項 7.おわりに-<やさしい英語>の限界1 |
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第8章 行政文書をやさしく |
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1.はじめに 2.カーターの大統領令12044(1978年) 3.クリントンの大統領覚書(1998年) 4.オバマの「やさしい作文法」(2010年) 5.<やさしい英語>採用の背景と成果 6.おわりに-<やさしい英語>の限界2 |
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第9章(付章) イギリスにおける<やさしい英語>運動 |
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1.はじめに 2.<やさしい英語>運動のはじまり 3.イギリス政府の対応-サッチャーとメイジャー 4.政府と運動体の利害の一致 5.おわりに |
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終章 言語サービスと日本 |
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1.言語サービスの相互関係 2.日本の言語サービス 3.言語サービス研究の課題 |