タイトルコード |
1000100891618 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
オイラトの民族誌 |
書名ヨミ |
オイラト ノ ミンゾクシ |
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内陸アジア牧畜社会におけるエコロジーとエスニシティ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
シンジルト/著
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著者名ヨミ |
シンジルト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7503-5186-5 |
ISBN |
4-7503-5186-5 |
数量 |
280p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
382.22
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件名 |
モンゴル族
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注記 |
文献:p239〜248 |
内容紹介 |
ユニークな歴史をもつ「オイラト」は、今もユーラシア各地で暮らしている。今を生きるオイラトの人びとの経験を介して、牧畜民にとっての他者はどのような存在であり、他者との共生はいかなる事態なのかを考える。 |
著者紹介 |
1967年内モンゴル自治区生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地域社会研究専攻博士課程修了。博士(社会学)。熊本大学大学院人文社会科学研究部教授。著書に「民族の語りの文法」など。 |
目次タイトル |
第1章 めぐりあい:オイラトから人類学へ |
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1.1 オイラトという同胞なる他者 1.2 人類学における転回と連続 1.3 非定住民という源泉 1.4 ゾミアという概念 1.5 集団観という課題 1.6 本書の構成 |
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第2章 命をいただく:三つの屠畜方法 |
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2.1 美味しさの歴史 2.2 慣習法にみる人畜関係 2.3 三種の屠畜方法 2.4 優しさの基準 2.5 美味しさの行方 |
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第3章 命をはなつ:セテルという実践 |
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3.1 自然認識という課題 3.2 最後の遊牧帝国の末裔 3.3 セテルのスケッチ 3.4 セテルは屠られないか 3.5 セテルは環境にやさしいか 3.6 牧畜民にとってのよいこと |
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第4章 幸運を求める:セテル実践の拡がり |
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4.1 人畜関係の概観 4.2 セテルの儀礼と扱い 4.3 セテルのようなもの 4.4 セテルの動態 4.5 セテルのような実践 |
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第5章 万物を横断するヤン:牧畜民の自然観の現在 |
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5.1 個体性 5.2 ツェタルの実践 5.3 ツェタルの論理 5.4 個体性の再考 |
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第6章 不幸を語る:土地と物を超えた存在であるオボー |
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6.1 現実理解のための歴史 6.2 変わりゆく人と人との関係 6.3 土地をめぐる人びとの軋轢 6.4 病が結びあわす過去と現在 6.5 不幸の語りを突き動かすもの |
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第7章 喧嘩をする:牧畜民集団の生成史 |
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7.1 キルギス族であること 7.2 モンゴル族であること 7.3 モンゴル=キルギス人であること 7.4 モンゴル=キルギス人の現在 |
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第8章 不和を避ける:もうひとつの共生 |
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8.1 共生という理念 8.2 乾親とその論理 8.3 乾親と幸運の追求 8.4 共生の実際 |
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第9章 民族を横断する親族:牧畜民の集団観の現在 |
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9.1 親族、民族、生業 9.2 元モンゴル系と元チベット系諸部族の現在 9.3 ニェディの契機と機能 9.4 ニェディにみる親族 9.5 ニェディにみる民族 9.6 チベット牧畜社会における集団観の動態 |