タイトルコード |
1000100040391 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世の契約社会と文書 |
書名ヨミ |
チュウセイ ノ ケイヤク シャカイ ト モンジョ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
村石 正行/著
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著者名ヨミ |
ムライシ マサユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
思文閣出版
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出版年月 |
2013.2 |
本体価格 |
¥7500 |
ISBN |
978-4-7842-1668-0 |
ISBN |
4-7842-1668-0 |
数量 |
6,317,27p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
土地所有-歴史
契約
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内容紹介 |
中世の土地所有における契約関係の特質について、買券や書分など「契約文書」としての土地所有関係文書や、文書目録、禅僧法語といった史料を用いて、文書の様式・機能の観点から考察をおこない究明する。 |
著者紹介 |
1971年長野県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(史学)。長野県望月高等学校、長野県立歴史館専門主事・学芸員を経て、長野県松本蟻ケ崎高等学校教諭。 |
目次タイトル |
序章 契約における文書の作成 |
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はじめに 一 本書に関わる研究史 二 本書の視角 |
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第一部 中世の契約と文書の作成 |
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第一章 売買における双方向の契約文書 |
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はじめに 一 古代的売買券から中世的売券への転換 二 「売券」を「買券」と称すること 三 売買契約の場における売主・買主 四 買主を主体とした文書の作成 小括 |
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第二章 中世の借用と預状の作成 |
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はじめに 一 「預り状」と「預け状」 二 預け状の形態 三 預け状の作成 小括 |
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第三章 処分状の作成 |
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はじめに 一 処分状の形態 二 処分状と「書分」 三 権利証文の作成と書分 小括 |
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第二部 売寄進と同日付売券・寄進状の作成 |
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第四章 売買契約と売寄進 |
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はじめに 一 売寄進状の実態 二 買得即時寄進型売寄進と「仲介者」 三 買得即時寄進型売寄進における買得と上分寄進 小括 |
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第五章 長楽寺復興運動と売寄進 |
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はじめに 一 長楽寺における土地売買契約文書 二 長楽寺の復興と売寄進 小括 |
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第六章 洞松寺文書にみる売寄進と在地社会 |
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はじめに 一 備中洞松寺と伝来文書 二 備中洞松寺文書における売寄進 三 毛利領国下の検地と打渡坪付 四 「洞松寺文書」に見える庄氏 小括 |
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第三部 中世後期禅宗寺院における文書目録作成と契約文書 |
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第七章 中世後期曹洞宗寺院の地方伝播 |
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はじめに 一 信濃における禅宗史 二 十五世紀信濃国における曹洞宗の広がり 三 如仲天【ギン】とその法灯 小括 |
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第八章 中世後期地方曹洞宗寺院にみる仏事興行と文書目録の作成 |
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はじめに 一 如仲天【ギン】の系譜 二 洞松寺文書中の「文書目録」 三 目録に見える追善のあり方 小括 |
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附論 北高全祝と龍雲寺 |
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はじめに 一 戦国大名武田氏と曹洞宗寺院の統制 二 北高全祝法語と在地社会における曹洞宗の受容 小括 |
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第九章 中世後期臨済宗寺院にみる土地集積と文書目録の作成 |
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はじめに 一 臨済宗西岸寺の伝来史料 二 西岸寺と在地社会 三 寺院の土地集積と目録の作成 四 西岸寺文書目録の作成目的 小括 |
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終章 |
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一 契約と文書交換 二 寄進と売買契約としての売寄進 三 宗教文書にみる契約と信仰 四 中世の契約の双方向性 |