タイトルコード |
1000100077973 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国家のパラドクス |
書名ヨミ |
コッカ ノ パラドクス |
|
ナショナルなものの再考 |
叢書名 |
サピエンティア
|
叢書番号 |
32 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
押村 高/著
|
著者名ヨミ |
オシムラ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
法政大学出版局
|
出版年月 |
2013.7 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-588-60332-7 |
ISBN |
4-588-60332-7 |
数量 |
8,268p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
311.3
|
件名 |
ナショナリズム
安全保障
|
注記 |
文献:p245〜260 |
内容紹介 |
近年、国家や国民の輪郭がぼやける一方で、民族の記憶を覚醒させようとナショナリズム言説が復活している。この逆説はなぜ生じたのか。領土や主権、アイデンティティを問い直す。 |
著者紹介 |
1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。青山学院大学国際政治経済学部教授(政治学、国際関係論)。著書に「モンテスキューの政治理論」など。 |
目次タイトル |
序章 国家の危機をどうとらえるか |
|
はじめに 1 国民国家の理念と実際 2 グローバル化の中の国家 3 ネイションのゆくえ 4 本書の基本的視座 |
|
第Ⅰ部 国家の普遍性と特殊性 |
|
第一章 領土性の定着とその矛盾 |
|
はじめに 1 排他的な領土概念の成立 2 領土主義の定着 3 領土主義の非西洋への浸透 4 領土主義の矛盾の拡大 おわりに |
|
第二章 近代合理性の象徴としての主権 |
|
はじめに 1 近代知による無秩序の克服 2 主権論の背景をなす秩序解釈:動態的均衡観への転回 おわりに |
|
第三章 主権への挑戦 |
|
はじめに 1 主権に対する懐疑 2 ナラティヴとしての主権へ 3 個体主義からの脱却 おわりに |
|
第四章 安全保障概念の変革に向けて |
|
はじめに 1 国家の安全保障とは何であったか 2 補完概念としての人間の安全保障 3 対抗概念としての人間の安全保障 4 統合概念としての人間の安全保障 おわりに |
|
第Ⅱ部 先進国ナショナリズムの隘路 |
|
第五章 ナショナル・プライドの誕生 |
|
はじめに 1 誕生時期の設定 2 大陸との訣別:テューダー朝による「信仰の国民化」 3 王権とネイション:国王と議会の訣別 おわりに |
|
第六章 リベラル・ナショナリズムの陥穽 |
|
はじめに 1 フランス革命の影響とナショナリズムの保守化 2 帝国と「選ばれたネイション」の使命:ルール・ブリタニア 3 文明意識としてのヴィクトリアン・ナショナリズム 4 ナショナル・プライドへの新しい視角 おわりに |
|
第七章 アメリカン・ナショナリズムの背理 |
|
はじめに 1 新保守主義者と帝国の意味変換 2 九・一一の試練と帝国の使命 3 増幅される恐怖 4 恐怖からの覚醒と実用主義への復帰 5 帝国批判にも潜む帝国的エートス おわりに |
|
第八章 ナショナリズムと安全保障の相克 |
|
はじめに 1 はじめに占領ありき 2 自主防衛という理想と戦争嫌いという現実 3 番犬か、それともカウンターバランスか 4 巻き込まれないように、見捨てられないように 5 アメリカにとって「守り甲斐のある国家」であり続ける 6 真の主体性の確立とは何か おわりに |