タイトルコード |
1000100348103 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世後期武家官位論 |
書名ヨミ |
チュウセイ コウキ ブケ カンイロン |
叢書名 |
戎光祥研究叢書
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叢書番号 |
6 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山田 貴司/著
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著者名ヨミ |
ヤマダ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
戎光祥出版
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出版年月 |
2015.12 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-86403-184-4 |
ISBN |
4-86403-184-4 |
数量 |
361,15p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
武士
官職
位階
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内容紹介 |
中世後期の武士たちは、守護や家老といった職分とは別に、古代律令制以来の官位を名乗り続けていた。それはなぜか、彼らはそこにどのような意味を見出していたのか。中世後期における武家官位の特質と意味あいの解明を試みる。 |
著者紹介 |
1976年福岡県生まれ。福岡大学大学院人文科学研究科博士課程後期満期退学。博士(文学)。熊本県立美術館学芸課参事。専門は中世後期から近世初期にかけての政治史・文化史。 |
目次タイトル |
序章 研究史の整理と本書の課題 |
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一、武家官位に対するまなざしの変化 二、中世後期を対象とした研究の現状と課題 三、本書の課題と構成 |
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補論一 書評 木下聡著『中世武家官位の研究』 |
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一、構成と内容 二、注目すべき特色 三、疑問と課題 |
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第一章 南北朝期における足利氏への贈位・贈官 |
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一、贈位・贈官の広がり 二、贈位・贈官の目的 三、贈位・贈官の政治的意図 |
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第二章 南北朝期における武家官位の展開 |
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一、建武政権における武士の任官状況 二、南朝による武士の任官 三、室町幕府(北朝)による武士の任官推挙 |
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第三章 大内政弘による亡父教弘への従三位贈位運動 |
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一、大内氏歴代当主の叙位・任官の特徴 二、故大内教弘への贈三位運動の展開 三、贈三位実現の要因と室町幕府の思惑 |
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補論二 中世後期の地域権力による武士の神格化 |
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一、教弘の事績と子息政弘の政治的立場 二、「築山霊神」の成立とその背景 三、「大明神」号の獲得とその背景 四、「築山霊神」「築山大明神」の祭祀 |
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第四章 大内義隆の大宰大弐任官 |
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一、先行研究における議論と課題 二、天文初年、北部九州での大内・大友両氏の紛争 三、大内義隆の任官運動 四、大宰大弐任官の政治的意図 五、大宰大弐の政治的利用 |
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第五章 天文一四年、相良長唯・為清父子の官位獲得運動 |
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一、歴代当主の任官状況とその特徴 二、官位獲得運動の背景と経緯 三、官位獲得の影響とその政策的位置 |
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第六章 室町・戦国期の地域権力と武家官位 |
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一、政弘期以前における家臣・国衆と官位 二、義興期における家臣・国衆と官位 三、義隆期における家臣・国衆と官位 |
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終章 本書の成果と武家官位論の展望 |
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一、取り組んできた課題と成果 二、武家官位論の展望と課題 |