タイトルコード |
1000100352943 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
漱石テクストを対象とした語り言語の研究 |
書名ヨミ |
ソウセキ テクスト オ タイショウ ト シタ カタリ ゲンゴ ノ ケンキュウ |
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『三四郎』『道草』を中心に |
叢書名 |
明治大学人文科学研究所叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石出 靖雄/著
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著者名ヨミ |
イシデ ヤスオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明治書院
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出版年月 |
2016.1 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-625-45406-6 |
ISBN |
4-625-45406-6 |
数量 |
4,239p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
910.268
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件名 |
日本語-文体
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個人件名 |
夏目 漱石 |
注記 |
文献:p229〜234 |
内容紹介 |
小説の地の文を、語り手が聞き手に対して語る言語表現と捉え、小説テクストが日常の言語と異なる特性を持つことを論証。「三四郎」「道草」を中心に、夏目漱石の小説テクストにおける表現上の特徴を探る。 |
著者紹介 |
1963年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。明治大学商学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 本書の目的と射程 2 使用テクスト 3 先行研究と本書の位置 |
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第1章 語りの様相の考察 |
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1 地の文(語り)を分類する意味 2 先行研究(直接話法・間接話法・自由間接話法) 3 語りの様相 4 三種類の語りの使われ方 5 作中人物の知覚を利用して説明する場合 6 語りの様相と文末表現の関わり 7 感情・感覚の表現の様相 8 語りの様相から見る小説ごとの特徴 9 むすび |
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第2章 動詞文・テイル文・デアル文(タ形と非タ形)が語りの表現に与える影響 |
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1 地の文における文末表現「タ」の働き 2 小説テクストにおける、文末表現による表現効果 3 小説テクストにおいて、タ形文末と非タ形文末がどのように語りを構成しているか 4 むすび |
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第3章 地の文と発言との関係 |
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1 発言挿入の諸相 2 引用構文発言 3 独立発言 4 発言挿入法から見た『道草』の表現特徴 5 発言挿入法から見た『三四郎』の表現特徴 6 むすび |
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第4章 物語場面と語りの機能 |
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1 物語場面そのものを語る語りと物語場面そのものを語らない語りの特徴 2 『それから』における物語場面 3 むすび |
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第5章 一人称小説『坊っちやん』の語り |
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1 『坊っちやん』の設定 2 『坊っちやん』における語りの様相 3 具体的場面における様相 4 『坊っちやん』における現在の設定の変化 5 『坊っちやん』の語り手と聞き手(受信者)の設定を推測する 6 一人称小説と書簡の比較(『心』下との比較) 7 『坊っちやん』の語りの特徴 8 むすび |
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おわりに |