タイトルコード |
1000100365746 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日中比較産業史 |
書名ヨミ |
ニッチュウ ヒカク サンギョウシ |
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取引慣行と制度に見る戦前期日中経済の特質 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
四方田 雅史/著
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著者名ヨミ |
ヨモダ マサフミ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-86110-486-2 |
ISBN |
4-86110-486-2 |
数量 |
331p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
602.1
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件名 |
日本-産業-歴史
中国-産業-歴史
産業構造-歴史
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内容紹介 |
戦前期における日本と中国の在来産業を制度的観点から比較することで、両国経済の歴史的特質を抽出。東アジアを基盤とした労働集約的産業の「制度間競争」「産業システム間競争」の諸相を解明する試み。 |
著者紹介 |
1972年生まれ。早稲田大学経済学研究科博士後期課程満期退学。博士(経済学)。静岡文化芸術大学文化政策学部准教授。専門は近代の日本・アジア経済史。 |
目次タイトル |
序章 問題提起と分析視角 |
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はじめに 1.比較史の場としての日本と中国 2.「アジア間競争」から比較経済史へ 3.本書の構成 |
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第Ⅰ部 戦前日本・中国の「産業システム」比較 |
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第1章 磁器産地、景徳鎮・有田の「産業システム」比較 |
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はじめに 1.近代景徳鎮・有田の概観 2.共通する課題への対応をめぐって 3.解決策の根底にある意識 4.対照的特徴に分岐させた社会構造 結びにかえて |
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第2章 戦前日本・中国における花莚産地の「産業システム」比較 |
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はじめに 1.アメリカ市場における両国産藺莚の評価 2.広東における藺莚製造業の制度・組織形態 3.日本における藺莚製造業の制度・組織形態 小括 |
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第3章 戦前日本・中国におけるメリヤス製造業の「産業システム」比較 |
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はじめに 1.メリヤス製造業の沿革と市場 2.メリヤス製造業の規模と戦略 3.生産コーディネータ機能と同業者組織 結びにかえて |
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第4章 戦前日本・中国におけるゴム製品製造業の「産業システム」比較 |
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はじめに 1.ゴム製品製造業の沿革と特徴 2.同業者協力の実態 4.産地内協力の差異を生んだ諸要因 結びにかえて |
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第Ⅱ部 共通の経済制度をめぐる戦前日本・中国の「分岐」 |
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第5章 日本と中国で生糸検査所の成果がなぜ異なったのか? |
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はじめに 1.生糸検査所とは何か? 2.日本と中国における生糸検査所の設立過程 3.両国における生糸検査所の展開 4.当時の有識者が指摘した検査所利用の要因 5.生糸検査所と他の諸制度との補完性と競合性 結びにかえて 補遺 |
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第6章 取引所制度の受容からみた戦前日本・中国の経済社会 |
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はじめに 1.日本・中国における取引所 2.株式会社化する日本、会員組織化する中国 3.取引所で取引された品目の違い 4.コメと生糸 結びにかえて |
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第7章 日本と中国における企業文化の「基層」をめぐって |
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はじめに 1.株式会社の意義、および原初的企業との関係 2.日本と中国の伝統的企業観念 3.企業文化における伝統と近代 結論と展望 |
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第Ⅲ部 戦前日本・中国間の経済交流・摩擦・調整 |
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第8章 「声価」の政治経済学 |
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はじめに 1.「声価」とは何か? 2.「声価」を維持・向上させるための工業組合 3.「声価」の敵としての輸出商(とくに外国商) 結びにかえて |
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第9章 戦前日本・台湾における模造パナマ帽の「産業システム」比較 |
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はじめに 1.台湾と沖縄の製帽業比較 2.両地域の輸移出経路比較 3.産地内取引慣行の比較 結論と展望 |
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終章 結論と展望 |
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1.本書のまとめ 2.本書の歴史的含意 3.現代のアジア経済にむけて |