タイトルコード |
1000100383940 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
途上国における軍・政治権力・市民社会 |
書名ヨミ |
トジョウコク ニ オケル グン セイジ ケンリョク シミン シャカイ |
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21世紀の「新しい」政軍関係 |
叢書名 |
シリーズ転換期の国際政治
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叢書番号 |
1 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
酒井 啓子/編著
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著者名ヨミ |
サカイ ケイコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2016.4 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7710-2694-0 |
ISBN |
4-7710-2694-0 |
数量 |
5,316p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
312
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件名 |
政治
国防
権力
発展途上国
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内容紹介 |
破綻する国家、解き放たれる軍、戸惑う市民社会…。激しく変動する現実をどう捉えればよいのだろうか? 新しく立ち現れる政軍関係に焦点を当て、危機にたつ現代の国際社会の諸相を提示する。 |
著者紹介 |
1959年生まれ。東京大学教養学部卒業。千葉大学法政経学部教授。著書に「フセイン・イラク政権の支配構造」「移ろう中東、変わる日本」など。 |
目次タイトル |
第1章 21世紀の「軍・政治権力・市民社会」間関係 |
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1 先行研究動向概観 2 2001年以降の軍の政治的役割を巡る新たな局面 3 市民社会と軍と民主化 |
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第2章 「アラブの春」と政軍関係 |
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はじめに 1 途上国政軍関係の「伝統」的論点 2 市民社会の存否 3 軍の専門職業主義と制度化 4 将校団の共和国 5 準軍事組織・軍の分極化・民兵 6 クーデタ耐性の破裂 おわりに |
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第Ⅰ部 政治権力と軍 |
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第3章 タイのクーデタ |
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はじめに 1 なぜクーデタをするのか 2 1991年クーデタと1992年「暴虐の5月」事件 3 2006年クーデタ 4 2014年クーデタ おわりに |
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第4章 スィースィー政権の権威主義化にみるエジプト国軍の役割 |
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はじめに 1 これまでの経緯 2 呼ばれ出ていく国軍 3 権威主義を温存させた民主化プロセス 4 スィースィー政権における権威主義の強化 おわりに |
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第5章 パキスタン政治の変化と軍の役割 |
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はじめに 1 最高裁の自立的な動きとその起源 2 背景としての政治状況 3 政軍関係の変化 おわりに |
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第6章 イエメン・ホーシー派の展開 |
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1 内戦の背景 2 ホーシー派に関わる情勢と特徴 3 地域情勢との比較と政軍関係 |
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第7章 革命か,クーデタか |
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はじめに 1 ミロシェヴィッチ体制下の軍と治安機関 2 ミロシェヴィッチ体制の崩壊における軍と治安機関の役割 3 新体制における軍と治安機関 おわりに |
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第8章 イラク国家建設と軍再建の蹉跌 |
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はじめに 1 軍の解体と頓挫した再建 2 祖国を守るのは誰か 3 軍の改革 4 軍の退場 おわりに |
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第9章 分断社会における国軍の相貌 |
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はじめに 1 ポスト内戦期における「軍の脱政治化」 2 戦わない軍,戦えない軍 3 「軍の脱政治化」がもたらす「政治の再軍事化」 おわりに |
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第Ⅱ部 市民社会と選挙 |
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第10章 フィリピンにおける新たな政軍関係の展開 |
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はじめに 1 政軍関係に関する理論的考察 2 マルコス独裁体制からコラソン・アキノ民主体制へ 3 政軍関係を規定する制度的要因 4 政権交代を求める軍部と市民社会 5 軍部と市民社会との新たな関係 おわりに |
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第11章 エジプトにおける2つの「革命」と社会運動 |
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はじめに 1 「1月25日革命」 2 「革命」間期 3 「6月30日革命」 おわりに |
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第12章 民主化期のインドネシアにおける政軍関係と市民社会 |
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はじめに 1 民主化移行期における政軍関係の変容 2 市民社会と軍 3 国家と市民社会 おわりに |
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第13章 イランにおける制度的弾圧と一般国民 |
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はじめに 1 イラン型競合的選挙をめぐる謎 2 イラン型競合的選挙の制度的起源 おわりに |
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第14章 マレーシアにおけるゲームのルールと軍 |
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はじめに 1 エリート政治と民主制の危機:植民地期-1970年まで 2 国民戦線体制の強靱性:1971-1997年 3 国民戦線体制の動揺と漸進的自由化に向けた動き:1997年以降 おわりに |