タイトルコード |
1000100394989 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
人口論とユートピア |
書名ヨミ |
ジンコウロン ト ユートピア |
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マルサスの先駆者ロバート・ウォーレス |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中野 力/著
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著者名ヨミ |
ナカノ ツトム |
出版地 |
京都 |
出版者 |
昭和堂
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出版年月 |
2016.6 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-8122-1535-7 |
ISBN |
4-8122-1535-7 |
数量 |
12,315,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.46
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個人件名 |
Wallace Robert |
注記 |
文献:巻末p5〜12 |
内容紹介 |
経済発展するゆえの人口減少とユートピアでの過剰人口という両側面から人口問題を考察したロバート・ウォーレス。彼の全体像を、彼の神学、経済、人口思想を中心に議論する。 |
著者紹介 |
1977年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(経済学(関西学院大学より授与))。啓明学院中学・高等学校専任教師(社会科担当)。 |
目次タイトル |
第1章 マルサスの先駆者としてのウォーレスの経済論と人口論 |
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第1節 海外の研究状況 第2節 若年期から一七三〇年代のウォーレス 第3節 一七四〇年代前半のウォーレス 第4節 牧師としてのウォーレスの宗教的著作 第5節 一七四〇年代後半のウォーレス 第6節 一七五〇年代前半のウォーレス 第7節 一七五〇年代後半のウォーレス 第8節 一七六〇年代のウォーレス 第9節 本書の展開 |
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第2章 ロバート・ウォーレスの宗教論 |
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第1節 出版物と草稿に見られるウォーレスの宗教論の比較考察 第2節 出版物に見られるウォーレスの宗教論 第3節 草稿に見られるウォーレスの信仰告白論 第4節 ウォーレスの宗教論の異端性 |
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第3章 一七四〇年代のウォーレス |
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第1節 ウォーレスの経済論-商工業の意義 第2節 「スコットランドのジャコバイトへの忠告」(草稿) 第3節 「忠告」と『人口論』との類似点 第4節 「忠告」と『諸特徴』との類似点 第5節 ウォーレスの思想の源としての「忠告」 |
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第4章 一七五〇年代前半のウォーレス |
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第1節 『人口論』本論 第2節 『人口論』付録-マケンジ書簡を中心に 第3節 『従順な服従』に見られる統治論と経済論 第4節 ウォーレスの本心 |
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第5章 一七五〇年代後半のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスと「『ダグラス』論争」 |
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第1節 穏健派と福音派 第2節 演劇の影響についての四つの問題-宗教の衰退、主の日の公然の冒瀆、礼拝式の軽蔑、増大している奢侈と軽挙 第3節 劇の合法性 第4節 劇への立場 |
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第6章 一七五〇年代後半のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとジョン・ブラウンの政治・経済思想 |
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第1節 七年戦争時の思想状況 第2節 ブラウンの『時代の風習と諸原理の評価』 第3節 『グレート・ブリテンの現在の政治的状況についての諸特徴』 第4節 「自由な統治と専制とが商業と技芸に及ぼす影響について」(草稿) 第5節 名誉革命体制の評価 |
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第7章 一七六〇年代のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスの描くユートピア |
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第1節 ユートピアの設立不可能性 第2節 ユートピア論の意図 第3節 完全な統治について 第4節 完全な統治の設立と維持の問題 第5節 ユートピアの崩壊 第6節 自然の美 第7節 ウォーレスの自由論 第8節 「死と悪徳は必要であることを示すための試論」(草稿) 第9節 悪徳の必要性 |
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第8章 一七六〇年代のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論 |
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第1節 モーペルテュイの功績 第2節 モーペルテュイの幸・不幸の比較について 第3節 ウォーレスの幸・不幸の比較について 第4節 ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論の相違 |
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第9章 一七六〇年代のウォーレス(3)ロバート・ウォーレスとケイムズ卿の自由・必然論 |
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第1節 ウォーレスとケイムズ卿 第2節 『道徳と自然宗教の原理』初版におけるケイムズの必然論 第3節 ケイムズ卿の必然論を巡る論争 第4節 第二版におけるケイムズの必然論 第5節 ウォーレスの自由論 第6節 自由と欺瞞 |
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第10章 ウォーレス、ゴドウィン、マルサスの人口論とユートピア |
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第1節 ゴドウィンとマルサスとの比較 第2節 ウォーレスの人口論とユートピア批判 第3節 ゴドウィンの人口論と平等社会 第4節 マルサスの人口論とユートピア批判 第5節 ユートピア批判の展開 |
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第11章 ウォーレスとマルサスの人口論 |
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第1節 ウォーレスとマルサスの人口理論の類似性 第2節 ヘイズリットのウォーレスとマルサス解釈 第3節 ヘイズリットのマルサス人口理論批判 第4節 比較考察の意義 |