タイトルコード |
1000100461326 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
実験国家アメリカの履歴書 |
書名ヨミ |
ジッケン コッカ アメリカ ノ リレキショ |
|
社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡 |
版表示 |
第2版 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鈴木 透/著
|
著者名ヨミ |
スズキ トオル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
|
出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-7664-2390-7 |
ISBN |
4-7664-2390-7 |
数量 |
12,250p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
253
|
件名 |
アメリカ合衆国研究
|
内容紹介 |
アメリカを語る際に必須の基礎知識を幅広く網羅し、現代アメリカの動向を読み解くための歴史的視点をわかりやすく提示する。慶應義塾大学日吉キャンパスでの授業の講義ノートを凝縮。2000年代についての章を加えた第2版。 |
著者紹介 |
1964年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程修了。同大学法学部教授。著書に「現代アメリカを観る」など。 |
目次タイトル |
第1章 序論-現代アメリカの見取り図 |
|
この章のねらい 1 アメリカという国への素朴な疑問 2 実験国家としてのアメリカ 3 アメリカのエネルギー源としての相反する二つのベクトル 4 総合的なアメリカ理解に向けて 5 アメリカ研究への招待 6 未完成の国アメリカ |
|
第2章 アメリカという「物語」-ピューリタニズムのレトリック |
|
この章のねらい 1 ピューリタン植民の歴史的経緯 2 ピューリタンの思想的特質 3 植民地社会の発展とピューリタン的世界観 4 文化としてのアメリカン・ジェレマイアッド 5 ピューリタンと現代アメリカ |
|
第3章 独立宣言と合衆国憲法-その理念と問題点 |
|
この章のねらい 1 独立革命前夜のアメリカ 2 独立革命の経緯 3 独立宣言の理念と問題点 4 独立戦争の終結とアメリカ合衆国の承認 5 合衆国憲法の理念と問題点 6 独立革命と現代アメリカ |
|
第4章 「アメリカのアダム」-文学にみるアメリカの文化的独立 |
|
この章のねらい 1 新しい国家、新しい人間像-アメリカン・ルネサンスの背景 2 空間のヒーロー-超越主義的「楽園のアダム」 3 空間と時間(歴史)との摩擦-アメリカ型イニシエーションの物語 4 アメリカン・ルネサンスと現代アメリカ |
|
第5章 「連邦」対「州権」-奴隷制度と南北戦争 |
|
この章のねらい 1 奴隷制度と南部社会 2 準州昇格問題と奴隷解放論 3 リンカンの大統領就任と南北戦争 4 南部再建と人種隔離政策-黒人を抑圧する制度の復活 5 南北戦争と現代アメリカ |
|
第6章 「開拓」か「侵略」か-フロンティアの神話と現実 |
|
この章のねらい 1 合衆国の領土の拡大 2 西漸運動を支えたエネルギー 3 ターナーのフロンティア学説-白人側からみたフロンティアの持つ意味 4 「開拓」の犠牲者たち 5 フロンティアと現代アメリカ |
|
第7章 競争原理と公共の利益-アメリカン・ドリームの光と影 |
|
この章のねらい 1 農本社会から産出社会へ 2 巨大企業の形成過程とその問題点 3 自由競争から公正さの確保へ-自由放任主義の規制と改革 4 「金ぴか時代」と現代アメリカ |
|
第8章 正統と異端-ファンダメンタリズムと100%アメリカニズム |
|
この章のねらい 1 繁栄と喪失-1920年代の社会風俗 2 保守的価値観への傾斜 3 非WASPへの排撃-100%アメリカニズムの人種的・宗教的不寛容 4 1920年代と現代アメリカ |
|
第9章 恐慌から冷戦へ-第二次世界大戦と合衆国 |
|
この章のねらい 1 アメリカ外交の展開 2 国内再建から世界秩序の再建へ 3 アメリカの軍事大国化と思想的不寛容 4 1950年代と現代アメリカ |
|
第10章 分裂する超大国-1960年代の精神風土とベトナム戦争 |
|
この章のねらい 1 変革を求めて-1960年代の始動 2 「内なる闘い」としてのベトナム戦争 3 アメリカの陰り-ベトナム戦争の後遺症と1970年代 4 1960年代と現代アメリカ |
|
第11章 世界一豊かな国の「他者」-公民権運動と女性解放運動 |
|
この章のねらい 1 黒人運動の歴史的展開 2 公民権運動の軌跡 3 女性解放運動のインパクト 4 公民権運動・女性解放運動と現代アメリカ |
|
第12章 過去との対話-建築からみたアメリカ |
|
この章のねらい 1 アメリカ建築の変遷 2 ポストモダニズム建築への視角 3 アメリカ建築とアメリカのプラグマティズム |
|
第13章 ベトナム後遺症を超えて-1980年代のアメリカ再生への処方箋 |
|
この章のねらい 1 レーガン政権のアメリカ再生へのシナリオ 2 アメリカ衰退論の標的とアメリカの分裂への危機感 3 80年代アメリカの歴史的位置 |
|
第14章 統合化と多元化の行方-1990年代におけるアメリカの細分裂 |
|
この章のねらい 1 狂い始めた保守派のシナリオ 2 非WASP多数派社会の接近と多元化のベクトルの再活性化 3 差別と対立の構造の複雑化と先鋭化 4 アメリカの世紀の終わりに |
|
第15章 テロとの戦いと格差社会-唯一の超大国の誤算と変革への希求 |
|
この章のねらい 1 終わりなき戦いの始まり 2 不信と分断の負の連鎖 3 変革への希求の行方 4 過信の果て |
|
第16章 未来のアメリカへの視角 |
|
この章のねらい 1 歴史の中の現代アメリカ 2 今後のアメリカを占う鍵 3 アメリカの未来と世界 |