タイトルコード |
1000100479809 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
東北アジアの初期農耕と弥生の起源 |
書名ヨミ |
トウホク アジア ノ ショキ ノウコウ ト ヤヨイ ノ キゲン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宮本 一夫/著
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著者名ヨミ |
ミヤモト カズオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同成社
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出版年月 |
2017.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-88621-751-6 |
ISBN |
4-88621-751-6 |
数量 |
13,311p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
220
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件名 |
遺跡・遺物-アジア(東部)
アジア(東部)-農業-歴史
弥生式文化
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注記 |
文献:p287〜307 |
内容紹介 |
土器・石器の編年、墓葬分析などの考古学的検証により、東北アジア初期農耕化4段階説を論究。あわせて当該期の気候変動や人間の移動と言語系統の関係性に言及し、縄文から弥生への実像を描く。 |
著者紹介 |
1958年島根県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学 九州大学)。九州大学大学院人文科学研究院教授。著書に「中国古代北疆史の考古学的研究」など。 |
目次タイトル |
第1章 東北アジアにおける先史時代の人類の拡散 |
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1.中国大陸の雑穀農耕 2.中国大陸における稲作農耕の始まり 3.小魯里遺跡出土イネ籾の位置づけ 4.東北アジアにおける初期農耕伝播の4段階 5.東北アジア初期農耕化4段階と気候変動 6.政治・支配による人の移動 7.まとめ |
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第2章 沿海州南部新石器時代後半期の土器編年 |
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1.クロウノフカ1遺跡 2.ザイサノフカ7遺跡 3.ザイサノフカ1遺跡 4.クラーク5遺跡 5.沿海州南部地域の土器編年 6.まとめ |
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第3章 沿海州南部における初期農耕の伝播過程 |
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1.沿海州南部への農耕の広がり 2.クロウノフカ1遺跡・ザイサノフカ7遺跡の事例分析 3.沿海州南部の初期農耕の進展 4.沿海州農耕化の意味 5.まとめ |
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第4章 朝鮮半島南部新石器時代の初期農耕 |
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1.朝鮮半島における雑穀農耕の出現 2.朝鮮半島新石器時代におけるイネ 3.東アジアからみた縄文農耕 4.まとめ |
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第5章 遼東半島四平山積石塚 |
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1.積石塚の石室構造と編年 2.副葬土器の編年 3.四平山積石塚の社会 4.積石塚からみた遼東半島先史社会 |
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第6章 東北アジアの農耕化と大陸系磨製石器の広がり |
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1.農耕伝播と加工斧の伝播 2.弥生時代の木製農具の源流を求める 3.初期農耕と石器 4.まとめ |
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第7章 朝鮮半島無文土器社会の成立 |
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1.遼東半島上馬石貝塚からみた土器製作技法 2.偏堡文化の動きと突帯文土器 3.韓国無文土器文化の始まりに関する新たなモデル |
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第8章 朝鮮半島無文土器社会と北部九州弥生時代 |
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1.東北アジア農耕文化の段階性 2.朝鮮半島農耕社会の発展段階 3.朝鮮半島農耕文化と弥生文化の接触 4.まとめ |
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第9章 北部九州の弥生社会の始まり |
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1.支石墓の研究史と問題の設定 2.支石墓の構造と変遷 3.木棺墓の系譜と磨製石剣 4.移行期における文化受容と社会組織 5.移行期と墓制の変遷 6.まとめ |
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第10章 板付土器様式の成立 |
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1.板付遺跡出土土器の検討 2.板付遺跡の編年上の位置づけ 3.福岡平野と早良平野の弥生の始まり 4.列島の縄文から弥生へ |
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第11章 朝鮮半島粘土帯土器の成立と初期鉄器時代 |
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1.遼東先史時代土器編年と尹家村2期 2.粘土帯土器の変遷 3.燕の東漸と粘土帯土器文化の拡散 4.まとめ |
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第12章 弥生時代開始の実年代を問う |
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1.東北アジアの相対編年 2.土器の編年 3.銅剣・石剣の編年 4.墓制の変遷 5.相対編年からみる東北アジアの青銅器文化 6.弥生開始期の実年代に関する議論 7.まとめ |
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第13章 板付土器様式の拡散と西日本の弥生時代前期 |
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1.板付土器様式の拡散 2.一段柄磨製石剣B式の拡散 3.列状埋葬墓の拡散 4.水稲農耕の拡散 5.環濠集落の拡散 6.西日本の弥生時代前期 |
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第14章 土器情報の社会的意味に関する試論 |
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1.問題の所在 2.板付土器出現期における土器製作技術の転換 3.言語置換としての古日本語の成立 4.まとめ |
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第15章 古日本語と古韓国語 |
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1.古日本語の展開 2.古韓国語の展開 3.東北アジア初期農耕化4段階説と言語集団の拡散 |