タイトルコード |
1000100675267 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国家に翻弄された戦時体制下の東北振興政策 |
書名ヨミ |
コッカ ニ ホンロウ サレタ センジ タイセイカ ノ トウホク シンコウ セイサク |
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軍需品生産基地化への変貌 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
一戸 富士雄/著
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著者名ヨミ |
イチノヘ フジオ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
文理閣
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出版年月 |
2018.12 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-89259-835-7 |
ISBN |
4-89259-835-7 |
数量 |
4,296p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
601.12
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件名 |
総合開発
東北地方-歴史
日本-歴史-昭和時代
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内容紹介 |
1934年の大凶作を起点として発足した東北振興政策は、戦時体制の深化する中でなぜ“空名・虚名”化したのか。また被災住民の社会的救済問題は、どこへ収斂していったのか。原資料を活用して実証的に分析・論究する。 |
著者紹介 |
1930年青森県生まれ。東北大学大学院修士課程修了。宮城教育大学非常勤講師等を務める。歴史学研究会、十五年戦争と日本の医学医療研究会等に所属。共著に「これならわかる東北の歴史」他。 |
目次タイトル |
第一章 準戦時体制下の東北大凶作と農村“疲弊”問題 |
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一 準戦時体制下での一九三四年の大凶作 二 東北農村“疲弊”の根底にある土地制度問題 三 大凶作と軍の危機意識 |
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第二章 東北の地域要望と東北振興調査会への陳情問題 |
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一 政府の緊急措置-政府米臨時交付法の施行 二 東北振興調査会 三 東北の地域要求に基づく東北振興調査会への各種陳情 四 この陳情書の課題 |
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第三章 東北振興調査会の論議とその答申 |
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一 東北振興調査会の構成 二 東北振興調査会への諮問と各答申 三 “新官僚”松井事務局長の政治思想と東北振興政策構想 四 東北関係委員の地域要望 五 政府側委員の主張・反論 六 東北関係委員の政府への妥協・迎合意見 七 調査会での論議の限界・問題点 |
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第四章 日中戦争期の生産力拡充政策下での東北振興政策の展開 |
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一 東北振興両会社法の成立 二 東北振興両会社の発足 三 東北興業(株)の事業展開 四 東北興業(株)事業の中間的総括 |
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第五章 アジア・太平洋戦争期の軍需生産への重点化 |
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一 東北振電(株)の日本発送電(株)への吸収合併問題 二 第二次振興調査会(臨時東北地方振興計画調査会) 三 東北興業(株)法改正による強化策 四 アジア・太平洋戦争期の東北興業(株)の即戦対応の事業展開 五 東北振興政策の変貌 |
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第六章 東北興業(株)の軍需品(兵器)生産の実態 |
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一 GHQへ提出の各年度別各事業分野別投資額 二 東北興業(株)の各年度「事業計画」 三 各投資会社の軍需品(兵器)生産の実態 |
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第七章 戦時体制下における東北振興政策の総括 |
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一 東北救済、殖産興業、そして「広義国防」 二 東北振興政策の変貌(「一大軍需基地」化)とその終焉 |
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資料編 |