タイトルコード |
1000100839062 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
鷺流狂言詞章保教本を起点とした狂言詞章の日本語学的研究 |
書名ヨミ |
サギリュウ キョウゲン シショウ ヤスノリ ボン オ キテン ト シタ キョウゲン シショウ ノ ニホンゴガクテキ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
米田 達郎/著
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著者名ヨミ |
ヨネダ タツロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
武蔵野書院
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出版年月 |
2020.9 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-8386-0733-4 |
ISBN |
4-8386-0733-4 |
数量 |
7,299p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
912.39
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件名 |
狂言-歴史
日本語-文法-歴史
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内容紹介 |
狂言詞章を日本語史の中でどう位置づけるか。1716年から1724年にかけて筆写された鷺流狂言詞章保教本を中心に、待遇表現やそれにかかわる終助詞の観点から、18世紀以降における狂言詞章の様相を考究する。 |
著者紹介 |
大阪大学大学院文学研究科博士(文学)取得。大阪工業大学奉職。 |
目次タイトル |
第一章 対称詞から見た狂言詞章の変遷-鷺傅右衛門派の場合- |
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一 はじめに 二 先行研究概観 三 対称詞から見た鷺傳右衛門派の変遷 四 変遷の様相 五 まとめ |
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第二章 日本語史資料としての江戸時代中後期狂言詞章-鷺流狂言保教本を起点として- |
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一 はじめに 二 1当代型に属する語-接続詞デモを中心に- 三 2古語型・3新古語型に属する語-オリヤル・オリヤラシマスを中心に- 四 まとめ |
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第三章 鷺流狂言詞章保教本の対称詞について-オマエを中心に- |
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一 はじめに 二 問題の所在 三 保教本におけるオマエの待遇価値 四 他流派の狂言詞章との比較 五 保教本成立当時における口頭語資料で使用されるオマエ 六 保教本の筆写態度 七 まとめ |
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第四章 江戸時代の狂言台本詞章における一人称詞オレについて-保教本を中心に- |
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一 はじめに 二 問題の所在 三 狂言詞章におけるオレ 四 狂言詞章でのオレが減少した背景 五 まとめ |
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第五章 江戸時代中後期狂言詞章の丁寧表現について-マシテ御座ルを中心に- |
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一 はじめに 二 狂言詞章の丁寧表現概観-問題の所在- 三 保教本でのマシテ御座ルについて 四 マシテ御座ル多用の背景 五 保教本以降の狂言詞章におけるマシテ御座ル 六 まとめ |
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第六章 保教本に使用される(ウ)ズルについて-2古語型として使用される語について- |
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一 はじめに 二 先行研究の検討 三 虎明本における(ウ)ズルの使用者 四 保教本における(ウ)ズル 五 保教本以降の鷺流狂言における(ウ)ズル 六 口頭語資料における(ウ)ズルについて 七 まとめ |
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第七章 江戸時代中後期狂言詞章に見られる終助詞ワイノについて-鷺流狂言保教本を中心に- |
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一 問題の所在 二 保教本におけるワイノについて 三 保教本以外の狂言詞章におけるワイノ 四 江戸時代口頭語資料におけるワイノについて 五 再び保教本へ 六 まとめ |
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第八章 江戸時代中後期狂言詞章の終助詞トモについて-鷺流狂言保教本を中心に- |
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一 問題の所在 二 先行研究でのトモについて 三 保教本におけるトモについて 四 保教本にトモが使われた背景について 五 まとめ |
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第九章 江戸時代中後期狂言詞章における終助詞ナアについて-鷺流狂言保教本を中心に- |
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一 問題の所在 二 保教本における終助詞ナアとナについて 三 保教本以前に成立した狂言詞章における終助詞ナアについて 四 保教本以降に成立した狂言詞章における終助詞ナアについて 五 保教本に使用されている背景について 六 まとめ |
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第一〇章 鷺流狂言詞章に使用される応答表現「デ御座ル」について-保教本を中心に- |
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一 はじめに 二 先行研究の検討及び問題の所在 三 鷺流に使用される応答表現としてのデ御座ル 四 応答表現としてのシヤア 五 デ御座ルの使用された背景について 六 まとめ |
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付章 大蔵流狂言虎明本における(サ)シメから見た要求・依頼表現-保教本における要求・依頼表現との比較を見据えて- |
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一 問題の所在 二 先行研究等における(サ)シメ 三 虎明本における(サ)シメの待遇価値・用法について 四 虎明本における要求・依頼の表現について 五 保教本の要求・依頼の表現について 六 まとめ |