タイトルコード |
1000100872844 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フッサールの他者論から倫理学へ |
書名ヨミ |
フッサール ノ タシャロン カラ リンリガク エ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鈴木 崇志/著
|
著者名ヨミ |
スズキ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
|
出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-326-10293-8 |
ISBN |
4-326-10293-8 |
数量 |
11,317,21p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
134.95
|
個人件名 |
Husserl Edmund |
注記 |
文献:巻末p7〜16 |
内容紹介 |
フッサールのテクストにおいて周縁的な「伝達」概念に着目し、彼の他者論の全体像を再構成。フッサールの他者論を突き詰めることで倫理学に通じる道を探る。 |
著者紹介 |
1988年新潟県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立命館大学文学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 間主観性の現象学への新たなアプローチ |
|
1 間主観性の問題はどう論じられてきたか 2 「伝達」という概念の重要性 3 伝達の場面での他者経験から倫理学へ |
|
Ⅰ フッサールの他者論と倫理学の断絶の原因 |
|
第一章 『論理学研究』第一版における「独白」概念 |
|
本章の課題 1 『プロレゴーメナ』における論理学の構想 2 言語と意味と対象のあいだの鏡映関係 3 独白的表現への注目 4 伝達における告知と非客観化作用 本章のまとめ |
|
第二章 『論理学研究』の書き換え以前の倫理学の構想 |
|
本章の課題 1 『論理学研究』第一版における価値判断についての考察 2 非客観化作用についての立場の変化 3 形式的価値論と形式的実践論 本章のまとめ |
|
第三章 『論理学研究』の書き換え以前の他者論の構想 |
|
本章の課題 1 『論理学研究』第一版における告知の受容についての考察 2 ブレンターノ学派における「告知」概念 3 告知の受容と感情移入 4 超越論的現象学における感情移入論の位置づけ 本章のまとめ |
|
Ⅱ フッサールの他者論の展開とその到達点 |
|
第四章 『論理学研究』の書き換え計画における「伝達」概念 |
|
本章の課題 1 独白する主観から伝達し合う諸主観へ 2 新たな記号の分類 3 表現の受け手の持つ志向 4 相互理解の諸相 5 告知の受容としての他者経験 本章のまとめ |
|
第五章 他者経験の理論の展開 |
|
本章の課題 1 他者経験の可能性の条件 2 共存するモナドの他者経験 3 交流するモナドの他者経験 本章のまとめ |
|
第六章 他者経験の理論の到達点 |
|
本章の課題 1 『デカルト的省察』に至るまで 2 『デカルト的省察』第五省察の読解 3 「伝達の共同体の現象学」草稿の読解 4 「応答」と「欺く知覚」 本章のまとめ |
|
終章 フッサールの他者論と倫理学を架橋する |
|
1 何が明らかになったのか 2 語りかけの受容における当為と実践 3 語りかけの受容の理論によるフッサールの倫理学の補完 4 語りかけの受容の理論とレヴィナスの倫理学の比較 5 社会性への遡行的な問い おわりに |