タイトルコード |
1000100936690 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
電話と文学 |
書名ヨミ |
デンワ ト ブンガク |
|
声のメディアの近代 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
黒田 翔大/著
|
著者名ヨミ |
クロダ ショウダイ |
出版地 |
調布 |
出版者 |
七月社
|
出版年月 |
2021.10 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-909544-21-6 |
ISBN |
4-909544-21-6 |
数量 |
221p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.26
|
件名 |
日本文学-歴史-近代
電話
|
注記 |
文献:p200〜213 |
内容紹介 |
記録が残りにくい「声のメディア」を、文学はどのように描いてきたのか。明治期から昭和戦後期までを作品を論じながら通観し、未来・身体・空間などの視座から「文化としての電話」を浮かび上がらせる。 |
著者紹介 |
1990年兵庫県生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。大阪体育大学非常勤講師、大阪人間科学大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 文学における電話を問題化する |
|
はじめに 一 電話に関連するメディア研究 二 文学研究における電話 三 本書の構成 |
|
第一章 文学における電話前史 |
|
はじめに 一 電話交換手の信頼性 二 電話の利用形態 三 電話交換手に対する不満 四 電話利用者の問題性 おわりに |
|
第二章 「受話器」という比喩 |
|
はじめに 一 漱石作品における電話の描写 二 「受話器」としての敬太郎 三 千代子の「受話器」 四 聴き手としての敬太郎 おわりに |
|
第三章 「満洲国」内における電話の一考察 |
|
はじめに 一 空間的距離の短縮と言語の差異 二 日向伸夫『第八号転轍器』 三 牛島春子『福寿草』 おわりに |
|
第四章 占領期における電話空間 |
|
はじめに 一 電話の同時代状況 二 占領期における電話 三 対面と電話の差異 四 「僕」と悦子のコミュニケーション おわりに |
|
第五章 「電話の声」と四号電話機の影響 |
|
はじめに 一 四号電話機普及以前の推理小説と「電話の声」 二 四号電話機普及以後の推理小説と「電話の声」 三 「電話の声」が注目された事件 四 松本清張『声』における犯行動機 おわりに |
|
第六章 電話社会のディストピア |
|
はじめに 一 家庭における電話の普及 二 プッシュホンの登場と電話サービスの多様化 三 電話によるおしゃべり 四 電話の発達した社会 五 コンピュータによる支配 おわりに |
|
第七章 電話に付与される場所性 |
|
はじめに 一 一九七〇年代の電話の描写 二 公衆電話と家庭用電話 三 電話によるメディア空間 四 地図の作成 五 場所の自覚 おわりに |
|
結章 「声のメディア」としての電話 |
|
一 本書のまとめ 二 今後の展望 |