タイトルコード |
1000101242241 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
コミュニケーション学の誕生 |
書名ヨミ |
コミュニケーションガク ノ タンジョウ |
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W.シュラム学派から『思想の科学』井口一郎へのリレー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田村 紀雄/著
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著者名ヨミ |
タムラ ノリオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
社会評論社
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出版年月 |
2025.3 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-7845-2814-1 |
ISBN |
4-7845-2814-1 |
数量 |
186p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.45
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件名 |
コミュニケーション
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個人件名 |
井口 一郎 |
内容紹介 |
新聞記者、新聞学者として学問、精神、生活の遍歴をたどった井口一郎。その生涯を軸に、「思想の科学研究会」と主宰者・鶴見俊輔、会誌『思想の科学』と協力しながら、「コミュニケーション学」の波及を論考する。 |
著者紹介 |
東京経済大学名誉教授。社会学博士(武蔵大学)。思想の科学研究会、日本移民学会等の会長を歴任。著書に「海外の日本語メディア」など。 |
目次タイトル |
第一章 井口一郎新聞学の青春期 |
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1.緒言・新聞学研究のパイオニアの一人・井口一郎 2.「新人会」影響下の青春時代を越えて 3.国民新聞記者時代の人脈 4.上智大学新聞学科講師と地政学研究 5.東大新聞研究室研究員の業績 6.ドイツ新聞史研究と「時局」 |
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第二章 建国大学時代の井口一郎 |
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1.建国大学の創立と日本人研究者 2.満州建国とジャーナリズム 3.満洲へ、満洲へ 4.建国大学教授・井口一郎 5.建国大学の教育と研究 6.コミュニケーション学の教育 |
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第三章 井口一郎と建国大学の同僚達王道楽土か日本脱出か |
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1.日本にない多元的エスニック集団 2.建国大学研究院の仕事 3.大学の同僚たちと研究プロジェクト 4.敗戦、大学閉校、辛酸の帰国 |
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第四章 ラスウェルと「マスコミ」用語の日本登場 |
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1.大陸からの引揚・帰国 2.雑誌『思想の科学』の編集長に 3.井口のハラルド・ラスウェル紹介 4.地政学からアメリカ型「国際関係論」へ 5.桑港会議、マスコミのちから認識 |
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第五章 「新しい新聞学」の誕生と「マスコミ」論の影響 |
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1.「新聞学」改革のランナー・井口一郎 2.本章での主題-「新しい新聞学」が提起される 3.コミュニケーション科学の提案 4.日本の研究者たちの反応 5.思想の科学と「コミュニケーション学」の定着 |
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第六章 井口一郎による「コミュニケーション」理論の移植と定着 |
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1.本論の目的と範囲・科学と思想 2.1945年、思想の科学研究会の社団法人化 3.「文理両道」の概念「コミュニケーション」の登場 4.コミュニケーション学の普及と教育 5.「コミュニケーション政策」への含意 6.文筆業としてアカデミズムへの逆照射 7.無尽蔵の鉱脈、未知の水脈 |
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第七章 すべて、それ(プロパガンダ)は戦争から始まった |
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1.1951年までの到達点 2.著書『マスコミュニケーション』の特色 3.「コミュニケーション学」の萌芽 4.ラスウェルら異なる文化・学問からの結実 5.世界的危機の時代の学問 |
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第八章 プロパガンダ研究とFBISの成立 |
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はじめに 1.日米放送合戦の幕開け 2.国防総省のもとでのFBISの活動始動 3.PONDAでの仕事の概要 4.FBISが残したものはなにか |