タイトルコード |
1000100560493 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ジョン・ロックの道徳哲学 |
書名ヨミ |
ジョン ロック ノ ドウトク テツガク |
叢書名 |
金沢大学人間社会研究叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐々木 拓/著
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著者名ヨミ |
ササキ タク |
出版地 |
東京 |
出版者 |
丸善出版
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出版年月 |
2017.9 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-621-30200-2 |
ISBN |
4-621-30200-2 |
数量 |
8,304p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
133.2
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件名 |
人間知性論
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個人件名 |
Locke John |
注記 |
文献:p293〜297 |
内容紹介 |
17世紀英国の哲学者ジョン・ロックの主著「人間知性論」を道徳論の書として読み解く試み。ロックの自由論や人格同一性論を道徳論の内部で解釈し、道徳と関係づけられる限りで整合性が見出されることを示す。 |
著者紹介 |
京都大学より博士(文学)を取得。金沢大学人間社会研究域人間科学系准教授。専門は西洋倫理学。 |
目次タイトル |
序|ロック道徳哲学の背景と本書の目的 |
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本書の目的 理論上の経緯-ロック道徳論の拡張 研究上の背景-ロック道徳論における伝統的な論点 本論の構成 |
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第一章|ロック哲学への誘い、自由論、そして人格同一性論 |
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第一節 ロック哲学の魅力 第二節 ロックの生涯 第三節 自由意志問題 第四節 人格の同一性 第五節 なぜいまロックなのか |
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第二章|道徳の論証はいかにして可能か |
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第一節 知識の分類-絶対的知識と蓋然的知識 第二節 観念の分類 第三節 行為、法、サンクションの関係としての道徳 第四節 道徳の論証可能性 |
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第三章|ロック自由論における内在的矛盾とその解消 |
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第一節 ロックの意志決定理論 第二節 ロック自由論の研究背景 第三節 自由の定義 第四節 欲求保留原理 第五節 チャペルのロック批判 第六節 ヤッフェの自由意志実在論的アプローチ 第七節 二つの解釈の中庸 第八節 本章のまとめと位置づけ |
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第四章|有意的でありながら自由ではない行為は可能か |
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第一節 自由論における「閉じ込められた男」の例の位置づけ 第二節 ロウによるロック批判 第三節 ロウの議論の検討 第四節 フランクファート型事例としての「閉じ込められた男」問題 |
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第五章|ロック哲学における動機づけの力-幸福、欲求、そして落ちつかなさ |
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第一節 意志決定の基本構造 第二節 マグリ説における動機づけの力 第三節 何が動機づけの力をもたないのか-マグリ説の検討 第四節 ロック研究の今後に向けて |
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第六章|帰責の観点から眺める人格同一性 |
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第一節 同一性と人格の定義 第二節 ロック人格同一性論への批判 第三節 反論 第四節 人格同一性の規範的な役割 第五節 人格同一性と道徳の論証可能性 |
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第七章|サンクションの帰属要件としての自由 |
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第一節 前章までの議論の要約 第二節 力能再考-人格同一性の場合 第三節 サンクション帰属の条件としての自由 第四節 自由の規範的意味-抗弁理由としての自由 第五節 ロック道徳哲学の持つ現代的意義 おわりに |