タイトルコード |
1000101125065 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ポジショナリティ |
書名ヨミ |
ポジショナリティ |
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射程と社会学的系譜 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
池田 緑/著
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著者名ヨミ |
イケダ ミドリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-326-60364-0 |
ISBN |
4-326-60364-0 |
数量 |
17,518,24p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.3
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件名 |
社会的相互作用
権力
社会集団
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注記 |
文献:巻末p12〜24 |
内容紹介 |
ポジショナリティをめぐる深刻な齟齬や係争はなぜ、どのように起こるのか。社会学、コロニアリズム研究、ジェンダー研究などさまざまな学問分野で用いられている「ポジショナリティ」の概念と諸論点を社会学的に検討する。 |
目次タイトル |
第一章 ポジショナリティの射程 |
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1 ポジショナリティをめぐる齟齬と係争 2 ポジショナリティが焦点化する領域 3 ポジショナリティの事実性 4 ポジショナリティと価値自由 5 ポジショナリティの位置づけ |
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第二章 ポジショナリティの系譜(1) |
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1 ポジショナリティ論の系譜(1)-ジェンダーとインターセクショナリティ 2 インターセクショナリティ文脈の日本での受容と展開 3 ポジショナリティ論の系譜(2)-インターセクショナリティと責任 |
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第三章 ポジショナリティの系譜(2) |
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1 ポジショナリティ論の系譜(3)-集団責任論 2 集団責任系譜の日本での展開(1)-利益の定位 3 集団責任系譜の日本での展開(2)-様態と行為の区分 4 集団責任系譜の日本での展開(3)-相互理解への希望 5 具体理論/具体分析としてのポジショナリティ論 |
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第四章 ポジショナリティの認識構造 |
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1 権力露現関係とポジショナリティの定位 2 ポジショナリティの被投性 3 存在様態と行為の混同 4 ポジショナリティと認識文脈 |
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第五章 ポジショナリティと集団の責任 |
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1 ポジショナリティで問題となる集団 2 帰属集団と闘争集団 3 集団の差異化と包摂、およびその動的側面 4 ポジショナリティにかかわる責任(1)-責任の存在様態 5 ポジショナリティにかかわる責任(2)-受益責任 6 ポジショナリティにかかわる責任(3)-当事者責任 |
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第六章 ポジショナリティにかかわる解消責任 |
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1 解消責任と解消行為 2 責任倫理と解消責任-“決断主義”への批判をめぐって 3 外在的期待要求再論 4 解消責任の個人における様態と解消行為への期待 |
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第六章付論(1)ポジショナリティをめぐる方法論的個人主義と方法論的集合主義 |
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第六章付論(2)道徳概念についての覚書 |
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第七章 ポジショナリティと「心性としての植民地主義」 |
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1 植民地主義と現在-コロニアリズムに滲むポジショナリティ 2 心性としての植民地主義 3 対等と寛容さ 4 小括 |
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第八章 ポジショナリティへの攪乱手法 |
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はじめに-問題の設定 1 権力露現関係そのものの否定-“区別”へのすりかえ 2 権力露現関係の文脈に対する攪乱 3 権力露現関係の構造に対する攪乱 4 権力露現関係を相対化する行為 5 小括 |
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第九章 ポジショナリティと対話の諸条件 |
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1 北恩加島の事例 2 基地引き取りと日本への性暴力“移転”をめぐる言説 |
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第一〇章 ポジショナリティと<取引請負人> |
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1 抑圧を否定する被抑圧者 2 アンクル・トムと<取引請負人> 3 <取引請負人> 4 取引における交換と権力形成機序 |
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第一一章 ポジショナリティにおける<取引請負人>をめぐる諸問題 |
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1 非自発的な<取引請負人> 2 自発的な<取引請負人> 3 <取引請負人>の分岐と共通点 4 <取引請負人>を抑圧者が検討するという「問題」 5 <取引請負人>への態度についての個人的見解 |
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第一二章 ポジショナリティと被投性 |
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1 ポジショナリティの語られ方 2 ポジショナリティと被投性(Geworfenheit/Thrownness) 3 ポジショナリティと限界状況(Grenzsituation) 4 被投性の回避・忘却 5 存在様態の転換 |
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第一三章 ポジショナリティの意義と課題 |
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1 ポジショナリティ検討の意義 2 ポジショナリティ検討の課題 3 経験的概念としてのポジショナリティと規範分析の接合 4 結語 |