タイトルコード |
1000100587130 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
在日朝鮮人アイデンティティの変容と揺らぎ |
書名ヨミ |
ザイニチ チョウセンジン アイデンティティ ノ ヘンヨウ ト ユラギ |
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「民族」の想像/創造 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鄭 栄鎭/著
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著者名ヨミ |
テイ エイチン |
出版地 |
京都 |
出版者 |
法律文化社
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出版年月 |
2018.1 |
本体価格 |
¥4900 |
ISBN |
978-4-589-03891-3 |
ISBN |
4-589-03891-3 |
数量 |
3,202p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
316.81
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件名 |
朝鮮人(日本在留)
韓国人(日本在留)
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注記 |
文献:p187〜197 |
内容紹介 |
植民地支配からの解放以後の主な在日朝鮮人運動の言説を経年で追うことで、在日朝鮮人運動の言説の変容のみならず、「在日朝鮮人」とされる集団の自己表象及び他者表象の変容をも明らかにする。 |
著者紹介 |
大阪市生まれ。大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期課程修了。同大学都市研究プラザ特任助教、同人権問題研究センター特別研究員ほか。博士(創造都市)。 |
目次タイトル |
序章 本書の視角 |
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1 本書の問題意識 2 在日朝鮮人運動への批判 3 本書の構成 |
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第1章 在日朝鮮人はいかに自己を規定し,呼ぼうとするのか |
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1 在日朝鮮人を指すカテゴリー名称 2 「朝鮮人」「韓国人」「韓国・朝鮮人」「コリアン」「在日」をめぐって 3 「在日」という自称/他称とその思考 4 カテゴリー言説とその要因 5 小括 |
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第2章 朝鮮にたいするコンプレックス |
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1 なぜ帰国運動か 2 在日朝鮮人の北朝鮮「帰国」 3 帰国運動の経緯と当時の在日朝鮮人像 4 北朝鮮の描かれ方とその影響 5 在日朝鮮人と「祖国」 6 小括 |
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第3章 朝鮮人でなくさせられた朝鮮人 |
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1 金嬉老事件という「運動」 2 「金嬉老事件」 3 金嬉老への共感と嫌悪感 4 金嬉老にうつし出された「民族」 5 在日朝鮮人にとっての「民族」 6 小括 |
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第4章 自らの民族性をとりもどす闘い |
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1 地域運動という先駆け 2 トッカビ子ども会 3 トッカビ発足までの社会的状況と時代的状況 4 運動の論理と展開 5 日本人の常識知との作用 6 小括 |
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第5章 日本でしか生活しえない存在 |
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1 個々人の運動-指紋押捺拒否運動 2 外国人登録法と指紋押捺制度 3 指紋押捺拒否運動の論理-「民族的屈辱」と「人間性の回復」 4 「市民」/「住民」としての在日朝鮮人 5 日本社会への参加を求めた運動として 6 小括 |
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第6章 最も身近な外国人 |
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1 国籍条項撤廃運動とは 2 外国籍者を公務員の職から排除するための論理 3 国籍条項撤廃運動の経緯と撤廃を求める側の論理 4 公務員の区分の明確化をめぐって 5 差異の固定化へ 6 小括 |
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第7章 「コリア系日本人」という衣装に着替える時代 |
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1 いかに日本社会に参加していくか 2 在日朝鮮人の国籍の状況 3 国籍取得の論理 4 同質感と異質感をめぐって 5 小括 |
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終章 在日朝鮮人を「在日朝鮮人」たらしめるのはなにか |
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1 「在日朝鮮人」という存在 2 言説の変化と不変化 3 境界線の固定化から曖昧化・流動化へ |