タイトルコード |
1000100118393 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本美術における「書」の造形史 |
書名ヨミ |
ニホン ビジュツ ニ オケル ショ ノ ゾウケイシ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
笠嶋 忠幸/著
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著者名ヨミ |
カサシマ タダユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
笠間書院
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出版年月 |
2013.10 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-305-70709-3 |
ISBN |
4-305-70709-3 |
数量 |
6,311,9p 図版12p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
728.21
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件名 |
書道-日本
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内容紹介 |
日本美術史上に取り上げられてきた「書」作品を例題に、その造形を分析。そこに見られる工夫や表現、意識、書き手の創意のあり方を具体的に考察し、今までにない新たな視点で「書」の歴史を提示する。 |
著者紹介 |
1966年福井県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程(美学美術史)修了。公益財団法人出光美術館学芸課長代理。学習院大学、千葉大学、明治学院大学などで講師をつとめる。 |
目次タイトル |
序章 「書」の世界をめぐる本書の視座 |
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第一章 書法の継承と創意の芽生え |
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一 虚構の世界の能書観 二 自筆の価値と能書の活動 三 中国書法の受容と和様への変容 四 道風時代の造形意識と創意 |
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第二章 平安時代の仮名古筆における表象的特質と諸問題 |
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一 「高野切」の伝来と研究史 二 「高野切第一種」の特質 三 三種類の書風に共通する様式的特徴について 四 筆跡の近似性をどのように判断するか |
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第三章 文字造形の変容とその意味 |
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一 「異文」の発生について 二 「信貴山縁起絵巻」の概要と、詞書「やまと」の文字の再検討 三 「やまと」に関わる研究史と問題点 四 「やまと」の改変と制作地問題 五 詞書の書風について |
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第四章 書表現にみる造形意識と遊戯性 |
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一 上代の文字表現における造形意識 二 書表現の中の制作意識と空海説話 三 中世における書表現の遊戯性について |
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第五章 散らし書き表現の展開 |
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一 行書きと散らし書き 二 三色紙の特質 三 散らし書きの伝統と型 四 散らし書きのダイナミズム |
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第六章 近世における能書活動と制作意識 |
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一 烏丸光廣の書風に関する認識 二 書風の変遷について 三 光廣の能書活動を取り巻く環境 四 俊成、西行の書風の受容と書き分けについて 五 伊勢物語絵と光廣 六 光廣と宗達「伊勢物語図色紙」 |
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第七章 書と水墨表現 |
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一 鈴木大拙と禅画 二 現代書の最前線と一九五二年の『墨美』 三 抽象表現への思索-仙厓「○△□」・手島右卿「吟月」 四 墨蹟への憧憬-豪潮の淡墨表現を手がかりに 五 書作における引用と編集 六 水墨表現との融合-「象書」の実像 七 墨蹟の評価を支えた背景 |
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終章 日本美術の研究における「書」の位置 |