タイトルコード |
1000101052750 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代中国の石油産業 |
書名ヨミ |
キンダイ チュウゴク ノ セキユ サンギョウ |
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自給への道 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
萩原 充/著
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著者名ヨミ |
ハギワラ ミツル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本経済評論社
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出版年月 |
2023.1 |
本体価格 |
¥5700 |
ISBN |
978-4-8188-2624-3 |
ISBN |
4-8188-2624-3 |
数量 |
10,313p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
568.09
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件名 |
石油産業-中国
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注記 |
文献:p291〜303 |
内容紹介 |
1860〜1950年代の中国の石油自給化のなかで、展開される外資企業との関係や、各地で精製された多様な製品に着目し、供給構造を探究。多角的に中国の石油産業全体を描き出し、自給戦略をめぐる近代史を明らかにする。 |
著者紹介 |
札幌市生まれ。北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(経済学)。釧路公立大学名誉教授。著書に「中国の経済建設と日中関係」など。 |
目次タイトル |
序章 中国石油産業史研究の現状と課題 |
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1.本書の課題 2.従来の研究 3.本書の分析視角 4.本書の構成 5.史料・単位について |
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第1章 中国の石油埋蔵と油田生産 |
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1.埋蔵量 2.生産量 3.延長油田 4.四川省の油田 5.新疆省の油田 6.オイルシェール(頁岩油) 小括 |
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第2章 石油輸入をめぐる諸側面 |
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1.輸出入量の推移 2.在来油から灯油への転換過程 3.灯油から電灯への転換過程 4.ガソリン・軽油の輸入増の要因 5.港湾別にみた石油製品輸入量 小括 |
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第3章 土製煤油業の勃興 |
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1.1930年代前半期の活況 2.経営規模 3.収支状況:1930年代前半期 4.外国石油資本ならびに政府の対応:1930年代前半期 5.業界団体の結成と活動:1940年代後半期 小括 |
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第4章 外国石油資本と現地政権 |
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1.アメリカ石油資本による市場支配 2.他の外国石油資本の参入 3.ロシア(ソ連)の参入 4.日本の進出 5.地方政権の対抗策 6.満洲国における専売制 7.日中戦争期の石油統制 小括 |
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第5章 ある民族系石油資本の「挑戦」 |
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1.光華火油公司の設立 2.ソ連産石油の代理商として 3.経営不振を招いた理由 4.経営「破綻」後の光華火油公司 5.戦時下の経営 6.戦後の経営 7.人民共和国における光華火油公司 小括 |
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第6章 政府による自給政策 |
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1.初期の石油政策 2.南京国民政府の石油政策 3.日中戦争期の石油政策 4.戦後国民政府期の石油政策 小括 |
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第7章 玉門油田の生産と供給 |
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1.本格的生産までの前史 2.掘削・採油・貯蔵 3.精製部門 4.設備調達をめぐる問題 5.輸送に伴う問題 6.供給先に関する問題 小括 |
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第8章 日中戦争期における人造石油生産 |
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1.戦前からの試み 2.石炭液化による生産 3.植物油精製油 4.アルコール生産 5.総供給量に占める人造石油の割合 小括 |
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第9章 戦後の石油政策と外国資本 |
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1.1945年の転換 2.1945年9月の会談 3.1945年11月の会談 4.接収資産をめぐる対応 5.中国石油公司に対する反発 6.1946年7月の会談 小括 |
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第10章 上海製油所計画 |
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1.戦後接収と上海製油所 2.上海製油所計画の挫折 3.外国石油資本の対応 4.営業報告書の検討 5.上海製油所のその後 小括 |
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第11章 中国石油公司の経営案態 |
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1.採掘部門 2.精製部門 3.貯蔵・輸送設備 4.輸入割当 5.国内での分配 6.販売量・営業収支 小括 |
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第12章 1950年代における石油産業の展開 |
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1.外資石油企業の対中国輸出 2.建国初期(1949〜52年)の需給状況 3.建国初期の生産計画とその成果 4.上海における土製煤油業の展開 5.第1次五ケ年計画期の石油政策 6.大躍進期における土法煉油業 小括 |
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終章 中国石油産業の特殊性 |
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1.経済建設における石油産業 2.石油からみた「2つの中国」 3.外国資本との対抗関係 4.石油産業における国内資本 5.多様な精製品の並存 6.石油資源をめぐる日中関係 |