タイトルコード |
1000100833110 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
河内弥生文化の点描 |
書名ヨミ |
カワチ ヤヨイ ブンカ ノ テンビョウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
秋山 浩三/著
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著者名ヨミ |
アキヤマ コウゾウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新泉社
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出版年月 |
2020.8 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-7877-2017-7 |
ISBN |
4-7877-2017-7 |
数量 |
322p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
216.3
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件名 |
遺跡・遺物-大阪府
弥生式文化
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内容紹介 |
西ノ辻遺跡、鬼虎川遺跡など、河内湖周辺に位置する弥生各期遺跡について考察。また、近畿地方全般におよぶ弥生時代開始期の様相、石庖丁の生産・流通の問題も論じる。「河内・和泉の考古記録」の姉妹編。 |
著者紹介 |
1957年大阪府生まれ。岡山大学大学院修士課程文学研究科史学専攻修了。博士(文学):大阪大学。桃山学院大学国際教養学部客員教授、大阪府立弥生文化博物館副館長。 |
目次タイトル |
第1章 河内弥生文化の論点 |
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Ⅰ 弥生開始期の具体相 1-縄文系ムラと弥生系ムラの共存 2-「住み分け論」から「共生論」へ 3-田井中遺跡の重要性 4-河内最初の水田稲作農民はどこから来たか Ⅱ 初期水田-水稲農耕のはじまり 1-水田稲作をおこなわない縄文系ムラに存在した籾 2-弥生系ムラにおける初期水田経営の展開 Ⅲ 環濠集落の形成と墓制 1-初期環濠集落、田井中遺跡 2-初期農耕民の墓制 Ⅳ 生駒山西麓産土器とその動態 1-生駒山西麓産土器とその研究意義 2-土器の移動現象 3-土器移動からの推断-「引っ越し型」と「宅配便型」 Ⅴ 石材流通と石器組成 1-石器石材の流通網 2-石器組成の評価 3-トピックス石器・石製品2題 |
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第2章 弥生拠点集落・西ノ辻遺跡の再検討 |
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1-はじめに 2-西ノ辻遺跡の概要 3-山本博氏1941年(昭和16)調査の概要 4-遺物の検討 5-西ノ辻遺跡の集落変遷 6-むすびにかえて |
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第3章 生駒山西麓域の弥生土器にみる在地産・搬入品の推移-鬼虎川遺跡・西ノ辻遺跡の採集資料をめぐる考察から |
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1-はじめに 2-1960年代の鬼虎川遺跡・西ノ辻遺跡における遺物類の採集状況 3-採集資科の概要 4-鬼虎川遺跡・西ノ辻遺跡における在地産・搬入土器の推移 5-今回の作業における意義と課題-むすびにかえて 付載 鬼虎川遺跡・西ノ辻遺跡、池上曽根遺跡ほかの近畿弥生土器の胎土分析-X線回折および化学分析 1-緒言 2-実験条件 3-X線回折結果のとりあつかい 4-化学分析結果のとりあつかい 5-X線回折結果 6-化学分析結果 7-まとめ |
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第4章 瓜生堂遺跡北東部の集落構造変遷と周辺地域の動態 |
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1-はじめに 2-瓜生堂遺跡の範囲との関連において 3-遺跡北東部における展開-時代ごとの変遷 4-むすびにかえて |
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第5章 弥生時代における打製石器製作技術の変容-瓜生堂遺跡の前期・中期剝片剝離の比較検討をケース・スタディとして |
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1-はじめに 2-石器組成 3-剝片剝離技術の復原 4-石材採取地 5-金山産サヌカイトの流入 6-おわりに |
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第6章 亀井遺跡の弥生・土製紡錘車をめぐって |
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1-亀井遺跡について 2-紡錘車の分類と様相差 |
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第7章 講演・口頭発表要旨 |
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Ⅰ 縄文・弥生共生論と近年の出来事 1-はじめに 2-瀬戸内地方における研究状況 3-近畿地方における「共生」論 4-近年の出来事との関係 5-むすびにかえて Ⅱ 弥生時代・畿内石庖丁の生産と流通 1-はじめに 2-1990年代前半までの到達点 3-近年における調査・研究状況 4-弥生(開始期〜)前期の様相 5-弥生中期の様相 6-集落内部での生産状況 7-むすびにかえて |