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蔵書情報

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所蔵数	1	在庫数	1	予約数	0

書誌情報サマリ

書名	開発経済学と現代中国
著者名	中兼和津次／著
著者名ヨミ	ナカガネカツジ
出版者	名古屋大学出版会
出版年月	2012.9

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資料情報

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No.	所蔵館	配架場所	請求記号	資料番号	資料種別	状態	個人貸出	在庫
1	中央図書館	書庫別Ｄ	33222/127/	0106349198	一般	在庫	可	○

書誌詳細

この資料の書誌詳細情報です。

タイトルコード	1000002342906
書誌種別	図書
書名	開発経済学と現代中国
書名ヨミ	カイハツケイザイガクトゲンダイチュウゴク
言語区分	日本語
著者名	中兼和津次／著
著者名ヨミ	ナカガネカツジ
出版地	名古屋
出版者	名古屋大学出版会
出版年月	2012.9
本体価格	￥３８００
ISBN	978-4-8158-0710-8
ISBN	4-8158-0710-8
数量	5,298p
大きさ	22cm
分類記号	332.22
件名	中国－経済　開発経済学
注記	文献:p265～280
内容紹介	未曾有の変貌をとげる現代中国を、社会科学の実験場とみなし、開発経済学のさまざまなモデルや仮説を準拠枠として、その「発展」の軌跡を検証する。第一人者による透徹した中国経済論。
著者紹介	1942年北海道生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学名誉教授(経済学博士)。「中国経済発展論」でアジア太平洋賞大賞・国際開発研究大来賞、「中国経済論」で大平正芳記念賞受賞。

内容細目

No.	内容タイトル	内容著者１	内容著者２	内容著者３	内容著者４
1	序章中国経済の捉え方:開発経済学的枠組みと視座
2	はじめに
3	1.経済発展または開発:基本的概念と分析枠組み
4	2.時期区分:改革開放以前と以後
5	3.実験場としての中国
6	4.本書における開発モデル
7	5.準拠枠としてのモデルと仮説
8	6.実証方法について
9	補論1 現代中国経済略史:開発戦略の変遷過程
10	第1章初期条件と歴史的文化的特性
11	はじめに
12	1.ガーシェンクロンの「後進性の優位」仮説
13	2.制度の形成と進化:ノースの「経路依存性」論と速水の「誘発的制度革新」論
14	3.2つの歴史的遺産:1949年と1978年
15	4.歴史的視野から見た現代中国の経済発展:市場経済の発展
16	5.文化論:ウェーバーの「儒教論」はなぜ間違っていたのか
17	第2章成長モデルと構造変化
18	はじめに
19	1.ハロッド=ドーマー・モデル
20	2.貯蓄率と成長:ロストウの段階論,中国の高貯蓄
21	3.重工業化モデル:マハラノビス・モデルとフェリトマン=ドーマー・モデル
22	4.成長会計モデルとチェネリーの標準パターン論:中国への適用
23	5.ペティ=クラークの法則,ホフマン法則と中国
24	6.不均整成長論,ビッグプッシュ・モデルと計画経済
25	7.内生的成長論と経済発展
26	補論2 グレンジャーの因果分析
27	補論3 重工業と軽工業
28	第3章ルイス・モデルと中国の転換点
29	はじめに
30	1.転換点論争
31	2.ルイス・モデルとレニス=フェイ・モデル
32	3.過剰労働論再考:ヌルクセ型偽装失業とルイス型過剰労働
33	4.日本,台湾,韓国における経験と中国
34	5.都市農村分断と転換点
35	6.郷鎮企業モデル
36	7.ハリス=トダロ・モデルと中国における労働移動:盲流から民工潮へ
37	8.開発と都市化
38	第4章外向型発展モデルと中国
39	はじめに
40	1.2つの開発戦略:輸入代替と輸出主導
41	2.貿易と交易条件:プレビッシュ=シンガー命題を中心に
42	3.中国の貿易政策:貿易の自由化とWTO加盟
43	4.中国の新たな貿易レジーム:特区と加工貿易
44	5.外国直接投資の役割と決定要因
45	6.成長,貿易,FDIのダイナミックス
46	7.外資に対する評価
47	第5章雁行形態論・キャッチアップ型工業化論とその限界
48	はじめに
49	1.雁行形態の3類型
50	2.アジアの経験:第1次輸入代替から第2次輸出代替へ
51	3.雁行形態論と産業・技術の国際的伝播
52	4.特化係数やRCA指数から見た雁行形態モデルと中国
53	5.輸出財の技術集約度
54	6.中国に「雁行形態モデル」は妥当するか
55	7.キャッチアップ型工業化論の限界
56	第6章人口転換と人口ボーナス
57	はじめに
58	1.人口と経済発展:マルサスの罠と低水準均衡の罠
59	2.人口転換とは
60	3.中国の人口構造の推移と特色
61	4.人口ボーナスとは
62	5.中国における人口ボーナス論
63	6.高齢化が中国にもたらすもの
64	7.人口規模と経済発展:中国の経験
65	第7章分配と貧困
66	はじめに
67	1.クズネッツ仮説とその妥当性
68	2.中国における格差の構造と推移
69	3.格差の決定因
70	4.ウィリアムソン仮説と地域格差拡大・縮小のメカニズム
71	5.中国における貧困水準の動きと貧困の構造
72	6.格差と貧困をめぐるいくつかの問題
73	補論4 ワハカ=ブラインダー(OB)分解
74	第8章人的資本と教育
75	はじめに
76	1.シュルツとベッカーの人的資本論
77	2.教育のミンサー型収益率
78	3.中国における人的資本の蓄積
79	4.中国における教育の収益率とその効果
80	5.教育の収益率のダイナミックス
81	第9章環境クズネッツ曲線と中国の環境問題
82	はじめに
83	1.環境と経済発展
84	2.環境クズネッツ曲線
85	3.中国の経済発展と環境クズネッツ曲線
86	4.中国における環境政策の変遷
87	5.国際環境問題と中国の主張
88	第10章開発独裁モデル:中国における政府と市場の関係
89	はじめに
90	1.開発独裁とは,開発主義とは
91	2.開発における国家・政府と市場
92	3.東アジアにおける経験:アムスデンと村上泰亮
93	4.中国の特殊性:共産党と国民党の比較
94	5.政治体制と成長:民主主義,独裁と成長
95	6.「開発」の意味論:センの「自由としての開発」論と中国
96	終章中国の開発経験をどう見るか
97	はじめに
98	1.中国の開発経験:その開発経済学への貢献と示唆
99	2.市場創生のダイナミズムと技術吸収
100	3.「中国モデル」再考
101	4.「調和の取れた社会」,「科学的発展観」と開発論
102	5.「中所得(国)の罠」を超えて