タイトルコード |
1000100034061 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
平家物語屋代本とその周辺 |
書名ヨミ |
ヘイケ モノガタリ ヤシロボン ト ソノ シュウヘン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
千明 守/著
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著者名ヨミ |
チギラ マモル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
おうふう
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出版年月 |
2013.2 |
本体価格 |
¥15000 |
ISBN |
978-4-273-03720-8 |
ISBN |
4-273-03720-8 |
数量 |
462p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.434
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件名 |
平家物語
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注記 |
布装 |
内容紹介 |
著者のこれまでの平家物語研究の成果を集成。「平家物語」の覚一系諸本周辺本文・屋代本・室町期諸本に関する論考を収録する。國學院大學図書館蔵「平治物語絵巻常盤巻」の翻刻及び考察も掲載。 |
著者紹介 |
1959年群馬県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。同大學栃木短期大学教授、同大學兼任講師。専攻は日本中世文学・軍記物語。 |
目次タイトル |
序章 国文学研究に於ける系譜法的研究の可能性 |
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一 はじめに 二 池田理論に対する検証-『蜻蛉日記』実験の問題- 三 池田理論に対する検証-多支脈による祖本再建の問題- 四 小西理論に対する検証 五 科学的な系譜法の構築-二本の場合- 六 科学的な系譜法の構築-三本以上の場合- 七 科学的な系譜法の構築-「共通誤謬」による構築- |
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第一篇 『平家物語』覚一系諸本周辺本文の研究 |
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第一章 統計学的方法の理論と限界 |
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一 はじめに 二 山内氏『研究』の問題点 三 平松家本は過渡本か |
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第二章 覚一系諸本周辺本文の検証-巻十〜巻十二を中心に- |
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一 はじめに 二 当該諸本に見える混態現象 三 混態本文のあり方 四 混態本文形成の過程 五 当該諸本の依拠した屋代本的本文・覚一本的本文とは何か 六 まとめ |
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第三章 覚一系諸本周辺本文の検証-巻一〜巻四を中心に- |
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一 はじめに 二 当該諸本群の本文が相互に近接すること 三 当該諸本群の本文が屋代本と覚一本の中間的本文であること 四 中間形態はどのようにして生じ得るか 五 巻一本文の例証 六 巻二本文の例証 七 巻三本文の例証 八 巻四本文の例証 九 過渡本説の論拠の検証 一〇 まとめ |
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第四章 覚一系諸本周辺本文の検証-巻五〜巻九を中心に- |
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一 はじめに 二 当該諸本群が混態本であることの例証-巻五〜巻九- 三 山下説の検討 四 斯道本と小城本の関係 五 斯道本と平松家本の関係 六 平松家本・鎌倉本・享禄本の関係 七 竹柏園本と百二十句本の関係 |
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第五章 覚一系諸本周辺本文非過渡本説の証明 |
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一 はじめに 二 過渡本説の論拠 三 当該諸本の本文流動と<語り>の関係 四 過渡本の定義 五 理論的論証 六 具体的本文の検証 七 不可逆性異同の例証 八 まとめ |
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第二篇 『平家物語』屋代本の研究 |
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第一章 屋代本本文の性格 |
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一 はじめに 二 屋代弘賢の書き入れ 三 擦り消しについて 四 朱の書き入れについて 五 朱書に見える未然形接続の「べし」 六 本文に見える未然形接続の「べし」 七 まとめ |
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第二章 屋代本の古態性の検証-巻三「小督局事」の考察- |
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一 はじめに 二 屋代本をめぐる研究史 三 屋代本古態説の論拠 四 屋代本と覚一本の小督譚 五 過渡的に見える形態の検証 六 編年体的記事配列の問題 七 延慶本の小督譚 八 「小督」本文の比較 九 屋代本の後次性 一〇 まとめ |
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第三章 屋代本の古態性の検証-巻七<都落ち>話群の考察- |
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一 はじめに 二 屋代本の編年体的性格 三 都落ち本文のあり方 四 延慶本の先出性 五 対句表現の問題 六 記事配列の問題 七 経正「御幸スル」歌の問題 八 まとめ |
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第四章 屋代本の古態性の検証-巻一・巻三の本文を中心に- |
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一 はじめに 二 巻一「御輿振」の問題 三 巻三「赦文」の問題 四 まとめ |
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第五章 屋代本の古態性の検証-巻十一の問題- |
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一 はじめに 二 屋代本と覚一本と延慶本の関係-三本が非直線的関係であること- 三 屋代本と覚一本と延慶本の関係-覚一本に後次性がみられる例- 四 屋代本と覚一本と延慶本の関係-屋代本に後次性がみられる例- 五 屋代本と覚一系諸本周辺本文との関係 |
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第三篇 『平家物語』室町期諸本の研究 |
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第一章 『平家物語』室町時代のテクスト |
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一 はじめに 二 室町時代の平曲 三 平曲流派と灌頂巻の有無 四 一方流平曲と一方系諸本 五 八坂流平曲と八坂系諸本 六 室町時代のテクスト 七 まとめ |
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第二章 『平家物語』八坂系<第一類本・第二類本>の本文 |
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一 はじめに 二 八坂系諸本に関する研究史 三 第一類本・第二類本と他の諸本の関係 四 第一類本・第二類本と屋代本・覚一本の関係 五 第一類本・第二類本の後次性 六 第一類本と第二類本の関係 七 第一類本・第二類本と延慶本との関係 八 第一類本のA種とB種の関係 九 第二類本のA種とB種の関係 一〇 まとめ |
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第三章 『平家物語』城一本の本文 |
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一 はじめに 二 國學院大學図書館蔵城一本の書誌 三 城一・城慶について 四 研究史について 五 城一本本文の混態性について 六 城一本の依拠本文について 七 城一本の本文作成の方法について |
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第四章 『平家物語』語り本系諸本における本文変化と<語り> |
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一 はじめに 二 本文変化と<語り>の関係 三 本文変化の法則化の問題 四 一方系諸本の本文変化と<語り>の関係 五 一方系諸本の本文変化と<主人公への集約化>の関係 六 まとめ |
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附篇 國學院大學図書館蔵『平治物語絵巻常盤巻』翻刻 |
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國學院大學図書館蔵『平治物語絵巻常盤巻』翻刻・考察 |