タイトルコード |
1000100044798 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世後期畿内近国の権力構造 |
書名ヨミ |
チュウセイ コウキ キナイ キンゴク ノ ケンリョク コウゾウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田中 慶治/著
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著者名ヨミ |
タナカ ケイジ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
清文堂出版
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出版年月 |
2013.3 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-7924-0978-4 |
ISBN |
4-7924-0978-4 |
数量 |
10,420p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
216
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件名 |
近畿地方-歴史
日本-歴史-中世
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内容紹介 |
中世後期の大和国の権力構造を総合的に捉え直すことを試みた一冊。室町期から戦国期までの大和国における武家権力、寺院権力、地域権力の3つの権力について検討し、近世への展望を示す。 |
著者紹介 |
1962年和歌山県生まれ。奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。博士(文学・新潟大学)。葛城市歴史博物館学芸員。 |
目次タイトル |
序章 中世後期の権力論をめぐって |
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はじめに 一 中世後期興福寺の権力構造をめぐる研究史 二 中世後期大和国における国人層の権力構造をめぐる研究史 三 中世後期大和国における惣国一揆をめぐる研究史 四 本書の構成 |
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第一部 中世後期寺院の権力構造 |
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第一章 室町期大和国の守護権に関する一考察 |
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はじめに 一 両門は守護 二 幕府発給文書の伝達ルートからみた守護権のあり方 三 幕府奉行人奉書の伝達ルートの変化 おわりに |
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第二章 室町期における興福寺大乗院門跡の検断と国人 |
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はじめに 一 菩提山正暦寺における本来の検断のあり方 二 菩提山正暦寺における検断と国人勢力 三 門跡検断への国人勢力の介入 おわりに |
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第三章 大和国中山寺支配をめぐる門跡と国人 |
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はじめに 一 中山寺における門跡の直務支配と検断 二 田原本南氏の中山寺代官就任と非法行為 三 文明年間における田原本南氏の中山寺に対する非法 四 興福寺による田原本南氏の調伏 おわりに |
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第四章 室町期大和・河内国境地帯における諸勢力の動向をめぐって |
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はじめに 一 信貴山寺における禅学相論と大和国人 二 信貴山寺と畠山義就 おわりに |
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第二部 中世後期国人層の権力構造 |
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第一章 中世後期畿内国人層の動向と家臣団編成 |
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はじめに 一 古市氏の一族結合の強化 二 古市氏による家臣団統制の強化 三 古市氏家臣団の内部構造 四 古市氏の限界 おわりに |
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第二章 中世後期の若党に関する一考察 |
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はじめに 一 若党・中間身分について 二 衆徒・国民と若党との関係 三 若党の出自の類型 四 若党の職務 おわりに |
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第三章 国人古市氏の馬借・関支配について |
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はじめに 一 古市氏・経覚と馬借 二 古市氏による南山城進出と関支配 おわりに |
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第四章 和泉国上守護代宇高氏と興福寺官符衆徒棟梁古市氏 |
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はじめに 一 宇高有光の大和古市への亡命 二 畠山持国と経覚・古市胤仙 三 古市亡命後の宇高氏 四 宇高光成の復活 おわりに |
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第三部 中世後期惣国一揆の権力構造 |
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第一章 室町期における興福寺大乗院門跡の検断と布留郷一揆 |
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はじめに 一 内山永久寺における本来の検断のあり方 二 門跡検断への布留郷の介入 おわりに |
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第二章 戦国期大和国宇智郡惣郡一揆の成立 |
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はじめに 一 『三箇家文書』に残された二つの史料 二 宇智郡惣郡一揆の成立 おわりに |
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第三章 戦国期大和国宇智郡惣郡一揆の内部構造と高野山 |
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はじめに 一 弘治四年(一五五八)の二通の史料 二 宇智郡惣郡一揆の内部構造と国人 三 宇智郡惣郡一揆と高野山 四 宇智郡惣郡一揆の展開と性格 おわりに |
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第四部 近世への展望 |
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第一章 忍海の郷をめぐって |
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はじめに 一 宮郷 二 墓郷 おわりに |
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第二章 国人の城郭と近世陣屋・陣屋町 |
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はじめに 一 桑山氏入部以前 二 桑山一晴の入部と陣屋・陣屋町の建設 三 桑山家の改易以後 おわりに |
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第三章 武家の武功と家の歴史復元 |
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はじめに 一 新庄藩士足立家 二 正興関係同時代史料の検討 三 足立正詮の手による正興顕彰及び足立家祖先の考証 おわりに |
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第四章 中世国人の近世への展開 |
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はじめに 一 元禄二年頃の三箇家の親族 二 三箇家に伝えられた由緒 おわりに |
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終章 総括 |