タイトルコード |
1000100180639 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
和歌と仮名のかたち |
書名ヨミ |
ワカ ト カナ ノ カタチ |
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中世古筆の内容と書様 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
別府 節子/著
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著者名ヨミ |
ベップ セツコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
笠間書院
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出版年月 |
2014.5 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-305-70733-8 |
ISBN |
4-305-70733-8 |
数量 |
8,637p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
728.21
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件名 |
書道-日本
かな-歴史
和歌-歴史
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内容紹介 |
平安から室町までの各時代によって違う、仮名の書様。その違いはどこからくるのか、何を物語っているのか。中世の自詠自筆の和歌資料や散逸本資料を掘り起こし、書様を生む背景を探る。 |
著者紹介 |
東京女子大学文理学部日本文学科卒業。博士(文学)。公益財団法人出光美術館学芸員(日本書跡)。淑徳大学、早稲田大学などで講師を務める。古筆を対象とした展覧会の企画などを行う。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一部 和歌古筆の新出資料 |
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第一章 新出の伝西行筆の古筆切二種 |
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一 伝西行筆「未詳歌集切」 二 伝西行筆「右大臣家百首切」 |
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第二章 静真詠五十首和歌巻 |
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一 書誌 二 内容の紹介と考察 |
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第三章 京都国立博物館蔵「伏見天皇宸翰御歌集」(五十五首)について |
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一 書誌 二 内容と筆跡 三 つれの切 四 紙背文書 五 結論 |
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第四章 「実兼集切」の考察 |
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一 既出切の検討 二 新出切の検討 三 「実兼集切」の筆跡 四 『実兼集』成立の目的と内容 五 結び |
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第五章 西園寺実兼関連の古筆資料 |
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一 「広沢切」に紛れている「実兼集切」 二 醍醐寺蔵『大手鑑』所収切 三 結びにかえて |
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第六章 「松木切」の考察 |
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一 「松木切」の研究史 二 新出切の紹介 三 「松木切」の考察 四 結び |
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第七章 「伏見院三十首歌切」について |
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一 『伏見院三十首歌』と研究史 二 現存切の検討 三 『伏見院三十首歌』の和歌史的な位置付け 四 他歌集の中の『伏見院三十首歌』 五 結び |
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第八章 「金剛院切」に関する一考察 |
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一 女性による和歌懐紙の様式の特徴 二 「金剛院切」について 三 百首歌の可能性 四 結論 五 女牲の懐紙の書式について 六 結び |
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第九章 「金剛院切・類切」等に関する考察 |
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一 はじめに 二 女性による応製百首の古筆切 三 「金剛院切」の新出切二葉 四 「金剛院類切」 五 「巻物切」 六 「金剛院切」「金剛院類切」「巻物切」について 七 結び |
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第十章 「あがた切」に関する考察 |
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一 各葉について 二 「あがた切」の内容について 三 筆者の問題 四 「あがた切」に関する今後の課題 五 結び |
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第十一章 「畠山切」について |
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一 『大慈八景詩歌』について 二 新出切の紹介 三 「畠山切」と二条良基について |
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第十二章 「伝耕雲明魏筆歌集切」に関する考察 |
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一 耕雲の生涯 二 作品の紹介と考察 三 成立年代と意義 四 南北朝時代末期の耕雲明魏と禅林 |
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第十三章 「松梅院切・類切」に関する考察 |
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一 「松梅院切」に関する研究史 二 新出切の紹介 三 「松梅院切・類切」の分類 四 構成員 五 「松梅院切・類切」 六 結び |
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第十四章 「頓証寺法楽一日千首短冊」について |
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一 「頓証寺千首短冊」、頓証寺、頓証寺関連の和歌資料を所蔵する白峯寺の概略 二 金刀比羅宮蔵「松山千首短籍帖」の調査データと考察 三 個人蔵白短冊帖および、個人蔵十二葉の白短冊の調査資料と検討 四 「思文閣古書資料目録第百号記念特輯」(昭和五十二年八月)所載の白短冊の調査資料と検討 五 結び |
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第十五章 『慈鎮和尚三百年忌、五百年忌、五百五十年忌、六百年忌和歌短冊帖』について |
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一 帖の書誌 二 『慈鎮和尚三百年忌百首和歌短冊』 三 『慈鎮和尚五百年忌三十一首和歌短冊』 四 『慈鎮和尚五百五十年忌三十一首和歌短冊』 五 『慈鎮和尚六百年忌三十一首和歌短冊』 六 本短冊帖について |
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第二部 和歌古筆の内容と書様 |
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第一章 平安時代の仮名書様の変遷について |
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一 平安時代の仮名書様 二 平安時代の仮名書様の展開 三 平安時代の和歌の社会的な機能と仮名 四 院政期の和歌の社会的機能と仮名 五 おわりに |
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第二章 伝西行筆の古筆 |
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一 伝西行筆の古筆 二 御子左家関連の私家集類 三 なぜ「伝西行」か 四 西行の真跡と「伝西行筆の古筆」の書風の比較 五 『中務集』の書風について 六 「伝西行筆の古筆」 |
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第三章 平安の仮名、鎌倉の仮名 |
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一 平安の仮名 二 鎌倉の仮名 |
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第四章 続歌と短冊 |
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一 はじめに 二 続歌とは 三 続歌の発展 四 南北朝時代の続歌と短冊 五 室町時代の続歌と短冊 六 和歌を記す仮名の書様の変化 七 結びにかえて |
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終章 時代を映す仮名のかたち |
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一 はじめに 二 時代による字形、筆線、連綿の比較 三 書様の変化の背景 |