タイトルコード |
1000100182772 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
大塩思想の射程 |
書名ヨミ |
オオシオ シソウ ノ シャテイ |
叢書名 |
日本史研究叢刊
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叢書番号 |
28 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森田 康夫/著
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著者名ヨミ |
モリタ ヤスオ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
和泉書院
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出版年月 |
2014.6 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-7576-0707-1 |
ISBN |
4-7576-0707-1 |
数量 |
7,286p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
121.55
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個人件名 |
大塩 平八郎 |
注記 |
布装 |
内容紹介 |
近世儒学思想史の中で大塩平八郎に至る陽明学思想により、礼教的教養主義から仁政的政治学へと転換した思想的経緯や、石田梅岩「都鄙問答」の思想的基層が陽明学から構成されていたことなど、大塩に関わる重要問題群を解明。 |
著者紹介 |
1930年大阪市生まれ。立命館大学大学院日本史研究科修士課程修了。文学博士。樟蔭東女子短期大学名誉教授。著書に「大塩平八郎と陽明学」など。 |
目次タイトル |
第1章 近世朱子学の教養主義化について |
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1 『大疑録』の意味 2 朱子学的居敬から儒教的仁政学へ 3 孔孟学としての陽明学 4 大塩政治学のめざすもの 5 佐藤一斎の葛藤 6 大塩孔孟学の意義 |
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第2章 梅岩思想の基層としての陽明学的志向 |
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1 自己規定としての宋学 2 『都鄙問答』の言説 3 為政者への眼差し 4 陽明学的志向 |
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第3章 歴史意識から見た頼山陽と大塩後素 |
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1 『日本外史』の歴史主義 2 大塩の歴史観 3 歴史意識の根底にあるもの |
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第4章 大塩思想における三代の治と孔孟思想の核心 |
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1 歴史学としての夏殷周 2 『洗心洞箚記』における孔孟学の言説 3 大塩にとっての三代の治 4 大塩孔孟学の核心 |
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第5章 大塩平八郎『檄文』の思想 |
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1 『檄文』の思想 2 『檄文』の歴史観 3 事件の目的 |
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第6章 大塩の天文学的関心 |
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1 近世大坂の天文学 2 間重新との関係 3 大塩の天文観 4 天体と太虚 |
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第7章 大塩平八郎と黄道周 |
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1 『明史』列伝に見える黄道周 2 江元祚『孝経彙註』への増補 3 『孝経集伝』の魏忠賢批判 4 『明儒学案』の黄道周 |
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第8章 黄宗羲『明儒学案』の陽明学的認識と大塩思想 |
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1 『清史稿』のなかの宗羲 2 『洗心洞箚記』における宗羲と時代認識 3 『明儒学案』に見られる黄宗羲の思想 |
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第9章 東林党・顧憲成への大塩の視線 |
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1 『明史』列伝の顧憲成 2 『明儒学案』における憲成思想 3 大塩の視線 |
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第10章 社会福祉思想の先導者・大塩平八郎 |
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1 大塩思想の核心 2 天保七年の大坂 3 豪商泉屋の動向 4 泉屋の第二次家政改革から |
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第11章 大塩聖人論の近代的展開 |
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1 大塩の聖人論 2 生田長江とニーチェの超人論 3 雪嶺の英雄論 4 内村鑑三の再臨主義 |
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第12章 石崎東国と大正デモクラシー |
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1 洗心洞学会から大阪陽明学会へ 2 大阪陽明学会の意義 3 東国の被差別部落論 4 世界大戦批判 5 王道としての民本主義 |
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第13章 東アジア共同体構想への基礎理念について |
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1 樽井藤吉の大東合邦論 2 大東亜共栄圏構想の二律背反 3 多様性を統合する思想 |
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第14章 浄瑠璃本『浪華異聞・大潮餘談』 |
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一、大塩平八郎狂狷之段 二、弓削村履三郎が家之段 三、由美、家名の存続を決定する之段 四、親子連座之段 五、東町奉行所尋問之段 六、茅屋之段 七、隠岐島送り之段 八、和田の原八十島かけて之段 九、有木村黒坂弥左衛門家之段 十、良準先生邸之段 十一、常太郎コト松浦貫輔之段 十二、隠岐騒動之段 十三、貫輔河内帰国之段 |