タイトルコード |
1000100196837 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
戦争と医学 |
書名ヨミ |
センソウ ト イガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
西山 勝夫/編著
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著者名ヨミ |
ニシヤマ カツオ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
文理閣
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出版年月 |
2014.7 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-89259-730-5 |
ISBN |
4-89259-730-5 |
数量 |
406p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
490.15
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件名 |
医療倫理
戦争犯罪
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内容紹介 |
戦争と医学に関して執筆したものをまとめる。かつての侵略先における日本の医学者・医師達の加害の実態を解明するために訪中した際の調査記録や、「医の倫理」問題、戦争に加担した医学博士の学位授与過程の調査研究等を収録。 |
著者紹介 |
京都大学工学士。滋賀医科大学名誉教授。専門は社会医学、労働衛生学、人間工学。国際労働衛生学会などに所属。共著に「建設労働者の職業病」など。 |
目次タイトル |
序にかえて-戦争と医の倫理 |
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はじめに 1.国際シンポジウム、パネル展示に至る経緯 2.国際シンポジウム・パネル展示の開催趣意 3.国際シンポジウムでの演者同士の討論(要旨) 4.国際シンポジウムでの主な質疑応答 5.国際シンポジウム、パネル展示後の動向 6.これからの課題と方向 |
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第Ⅰ部 15年戦争と医学界・医療界 |
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1 戦前・戦中の日本産業衛生学会の活動と戦争責任 |
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1.序論 2.方法 3.結果 4.考察 |
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2 日本衛生学会の日本の侵略戦争へのかかわり |
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1.はじめに 2.日本衛生学会 3.考察 |
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3 医学医療界の責任の構造 |
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1.はじめに 2.史実としての認知 3.責任の規準 4.医学医療界の罪と戦争責任、戦争犯罪の一般論の枠組みとの関連 5.結語 |
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4 世界医師会総会準会員会議における日本医師会に対する戦争責任の追及について |
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5 「日本医学会」と15年戦争 |
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1.はじめに 2.日本医学会の戦争協力 3.第25回医学会総会における『日本医学会総会百年のあゆみ』刊行の経緯 4.『日本医学会総会百年のあゆみ』における史実の欠落と史観 5.『日本医学会総会百年のあゆみ』における戦後の日本医学会 |
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6 「15年戦争」への日本の医学医療の加担の解明について |
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1.はじめに 2.戦争期における日本の医学犯罪の史実 3.日本の医学界と戦争期における医学犯罪の関係 4.米国、日本政府、日本医学界は戦後、医学犯罪に対してどのように対処してきたか 5.今日的な意義・課題 |
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7 医療倫理教育で医学者の戦争犯罪の事実はどう教育されているか |
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1.目的 2.対象と方法 3.結果 4.考察 5.結語 |
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8 「戦争と医の倫理」の検証の現段階について |
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1.はじめに 2.進める会が掲げる「『戦争と医の倫理』の検証」の意味について 3.進める会の課題、目指すもの 4.「検証」の到達度の評価・判定の方法 5.「戦争と医の倫理」の検証を進める意義 6.進める会のまとまりの要 7.研究会と進める会の関係 |
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第Ⅱ部 731部隊関係者等の医学博士学位授与について |
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1 731部隊関係者等の京都大学医学部における博士論文の検証 |
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1.はじめに 2.方法 3.結果 4.考察 5.結論 |
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2 731部隊関係者等の京都大学における医学博士の学位の授与過程 |
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1.はじめに 2.方法 3.結果 4.考察 |
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3 金子順一、池田苗夫の医学博士の学位授与過程 |
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1.はじめに 2.金子順一の学位授与記録の翻刻結果と考察 3.池田苗夫の学位授与記録の翻刻結果と考察 4.結論 |
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第Ⅲ部 「戦争と医学」訪中調査 |
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1 訪中調査による講話と聞き取り |
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第1次訪中調査(2004年4月18日〜28日) 第2次訪中調査(2005年3月5日〜13日) 第4次訪中調査(2006年8月28日〜9月5日) 第5次訪中調査(2007年8月25日〜9月6日) 第6次訪中調査(2008年9月17日〜23日) 第7次訪中調査(2009年9月15日〜24日) 第8次訪中調査(2010年9月2日〜11日) |
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2 紹介:『日本侵華戦犯筆供』中央档案館整理(中国档案出版社) |
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1.はじめに 2.書の構成 3.照合と抽出の結果 4.おわりに |
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第Ⅳ部 「戦争と医の倫理」の検証を進める活動 |
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1 15年戦争をめぐる日本の医学医療界の責任を糾明する |
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2 第27回医学会総会出展「戦争と医学」展と国際シンポジウム「戦争と医の倫理」を終えて |
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1.プロローグ 2.第27回日本医学会総会への打診 3.第27回医学会総会出展「戦争と医学」展実行委員会の発足 4.日本医学会総会会頭、企画展示委員会委員長への文書要請 5.日本医学会総会企画展示委員会委員長を訪問要請 6.日本医学会総会会頭を訪問要請 7.医学会総会展示決定 8.本番に向けてのダッシュ 9.4年後は日本医学会自身で過去の検証と反省を |
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3 15年戦争と日本の医学医療研究会10年史 |
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1.はじめに 2.研究会の草創期 3.創立総会 4.会誌発行の構想 5.東京での例会の開催 6.生命倫理学者の参加 7.地方での例会開催 8.東北支部の創立 9.大学と戦争 10.日中共同の調査研究の追及 11.「戦争と医学」訪中調査 12.陸軍軍医学校防疫研究報告 13.国際シンポジウム 14.文部科学省科学研究費補助金による研究 15.大阪保険医協会、全国保険医団体連合会との協同 16.日本医師会への要請 17.第27回日本医学会総会出展実行委員会の発足 18.第27回日本医学会総会出展実行委員会の長期的展望をもった組織への発展 19.ハンセン病 20.まとめ |