蔵書情報
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書誌情報サマリ
書名 |
富士百句で俳句入門
|
著者名 |
堀本 裕樹/著
|
著者名ヨミ |
ホリモト ユウキ |
出版者 |
筑摩書房
|
出版年月 |
2014.8 |
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資料情報
各蔵書資料に関する詳細情報です。
No. |
所蔵館 |
配架場所 |
請求記号 |
資料番号 |
資料種別 |
状態 |
個人貸出 |
在庫
|
1 |
中央図書館 | 児開書庫A | J911/ホユ/ | 0600518288 | 児童 | 在庫 | 可 |
○ |
書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
タイトルコード |
1000100197321 |
書誌種別 |
図書(児童) |
書名 |
富士百句で俳句入門 |
書名ヨミ |
フジ ヒャック デ ハイク ニュウモン |
叢書名 |
ちくまプリマー新書
|
叢書番号 |
218 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
堀本 裕樹/著
|
著者名ヨミ |
ホリモト ユウキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
筑摩書房
|
出版年月 |
2014.8 |
本体価格 |
¥840 |
ISBN |
978-4-480-68921-4 |
ISBN |
4-480-68921-4 |
数量 |
223p |
大きさ |
18cm |
分類記号 |
911.304
|
件名 |
俳句-評釈
富士山
|
学習件名 |
俳句 富士山 |
注記 |
文献:p222〜223 |
内容紹介 |
富士山は古くから俳句の題材となってきた。有名無名の俳人たちの句を鑑賞してみよう。富士と私、富士と動植物、富士と生活、富士と天文など、富士山とのあらゆる関わりを詠んだ近世から現代までの俳句を紹介する。 |
著者紹介 |
1974年和歌山県生まれ。國學院大学卒。「いるか句会」「たんぽぽ句会」主宰。俳人協会新人賞、北斗賞など受賞。著書に「十七音の海」「いるか句会へようこそ!」「熊野曼荼羅」がある。 |
目次タイトル |
まえがき |
|
春 |
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木々の芽吹き 国の春立けり富士の高嶺より/富士を見に芽ぶきし木々をぬけてゆく/むら松やみどりたつ中に不二のやま うららかに仰ぐ ぼんやりと大きく出たり春の不二/赤人の富士を仰ぎて耕せり/虹の輪の下にきらめく春の不二/富士といふ春空の太柱かな/富士をこえみづうみをうつはつ燕/摘草の子は声あげて富士を見る 桜と富士 吉原や桜にあけて富士白し/不二は白雲桜に駒の歩み哉/夕桜一樹もて富士覆ひけり 花々に彩られて 富士の笑ひ日に日に高し桃の花/蹴爪づく富士の裾野や木瓜の花/三島の富士近し菜種の花つづき 風にそびえる 天上を吹く春風に富士はあり/春風や雲ほしげなる裸富士/荒東風や富士蒼然と磨かるる 蛙と富士 夕富士に尻を並べて鳴く蛙/富士高くおたまじやくしに足生えぬ/目は借さじ富士を見る日は蛙にも |
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夏 |
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水にきらめく 五月富士湧水砂を噴き上ぐる/宝永の深傷見せて代田富士/一雷神富士駆け下りて湖に落つ/夏富士の裾に勾玉ほどの湖/海上に富士より高き雲の峯/赤富士に露滂沱たる四辺かな 富士青々と 不二ひとつうづみのこして若葉哉/青富士や曲がらぬ径やどこまでも/万緑といふつばさ延べ富士の山/桐の花富士と大空頒ちけり/柿若葉雨後の濡富士雲間より 生き物と富士 孑【フラ】の富士ふみちらし遊ぶなり/朝の蚊や不二見る窓をぬけて行く/ほととぎす富士は噴く火をなおはらむ/啄木鳥のうなじが赤し雪解富士/郭公の声はばかれり全裸富士 裏富士 天下茶屋山の声湧く桜桃忌/裏富士の月夜の空を黄金虫/裏富士やかゝる里にも美人草/梅雨明けの裏富士のこの男貌 人と富士 汽車の窓に鮓買ふ駅や富士見えて/見えねども富士へ向けたる避暑の椅子/富士山の端から端へハンモック/富士仰ぐことが憩ひの田植女よ/夕風や牡丹崩れて不二見ゆる/簾まく童子美くし月と不二/果は我枕なるべし夏の富士 富士登山 山開きたる雲中にこころざす/富士火口肉がめくれて八蓮華/富士講の先達霧にまぎれざる/富士二合目哀夜の蟇の歩みをり |
|
秋 |
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秋空と富士 によつぽりと秋の空なる不尽の山/冬瓜の尻を叩けば富士晴るる/秋燕の富士の高さを越えにけり/御胎内くぐりて富士の天高し 懐かしき山容 蜻蛉釣り富士の裾野の夕日哉/仰ぐとは胸ひらくこと秋の富士/秋富士は朝父夕母の如し 木々と秋草 朴よりも樺の明るし山洗ひ/一望に海と富士ある野菊かな/この道の富士になり行く芒かな/花芒分け入る奥や霧の不二 夜の富士 星月夜われらは富士の蚤しらみ/陸続と富士登る灯は銀河とあふ/火祭の火の粉に富士の月ゆらぐ/名月やもろこし迄もふじの影 崇高なる富士 山山を統べて富士在る良夜かな/雲霧の暫時百景をつくしけり/日本の鼻柱なり不二の山 |
|
冬 |
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凍てつく富士 強霜の富士や力を裾までも/凍屋根に丑満の富士かぶさりぬ/山毛欅枯れて富士より他に何もなき/暁の富士や寸余の霜柱/狼も泪寒きか不二颪/寒月光大沢崩れくろぐろと 冴え冴えと咲く 寒菊にあさの大富士澄めりけり/富士ふつと立つ草木瓜の返り花 冬ざれて飛ぶ 磯千鳥富士を斜めに舞上る/大北風にあらがふ鷹の富士指せり/冬雁の富士に切火を打つごとし 富士と暮らし 山中湖凧のあがれる小春かな/公魚の穴釣り富士に皆背き/鮟鱇の口に落つるや富士嵐/白菜括る夕べは富士の現つ気配 雪と富士 竹取りの翁が髭や富士の雪/雪煙りあがる裏富士月夜かな/氷壁や死神哄ふとき突風/樹海沈めて冠雪の富士黙一つ/大綿や大晴れ富士の暮れ残り |
|
新年 |
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初富士 初富士や鷹二羽比肩しつつ舞ふ/初富士のかなしきまでに遠きかな/神棚に代へて初富士拝むなり/初富士が車窓にありて誰も言はず めでたき存在感 眼前に富士の闇ある淑気かな/元朝や大いなる手を富士拡げ/御降の大くまとりやふじの山/小さくとも淡くとも富士初景色 あこがれる富士 初鴉富士へと飛んで富士はるか/初夢や猫も富士見る寝様かな |
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あとがき |
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俳人一覧 |
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主要参考文献 |
内容細目
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