タイトルコード |
1000100254351 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
史記秦漢史の研究 |
書名ヨミ |
シキ シン カンシ ノ ケンキュウ |
叢書名 |
汲古叢書
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叢書番号 |
125 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 勝久/著
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著者名ヨミ |
フジタ カツヒサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥14000 |
ISBN |
978-4-7629-6024-6 |
ISBN |
4-7629-6024-6 |
数量 |
19,615,17p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.041
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件名 |
中国-歴史-秦時代
中国-歴史-漢時代
史記
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個人件名 |
司馬 遷 |
内容紹介 |
司馬遷が著した中国古代史の基本史料「史記」成立の社会背景と、秦漢史の素材と編集を考察。さらにフィールド調査と考古遺跡の情報をふくめた史実を再検討し、中国古代国家と地域社会の特質を解明する。 |
著者紹介 |
1950年山口県生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。愛媛大学法文学部教授。著書に「史記戦国史料の研究」「史記戦国列伝の研究」など。 |
目次タイトル |
序章 簡牘・帛書の発見と『史記』研究 |
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一 『史記』注釈と出典研究 二 『史記』の素材と出土資料 三 漢太史令と出土資料 四 『史記』成立の諸問題 |
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第一章 司馬遷と《太史公書》の成立 |
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一 司馬談の遺言をめぐって 二 漢太史令の役割 三 武帝の時代-封禅と太初改暦 四 《太史公書》の成立 |
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第二章 司馬遷の旅行と取材 |
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一 二十歳の旅行について-司馬遷の生年 二 司馬遷の旅行と見聞 三 帝王の遺跡と諸民族-年代観と世界観 四 屈原・賈誼の人物評価 |
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附篇一 『史記』陳渉世家のフィールド調査 |
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一 『史記』陳渉世家の歴史叙述 二 陳楚故城と楚王墓、楚墓 三 陳渉の郷里・陽城古城 |
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附篇二 『史記』の編集と漢代伝承 |
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一 『史記』にみえる漢代の伝承 二 「鴻門の会」の伝承-樊噌列伝 三 『楚漢春秋』と漢代伝承-項羽本紀 |
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第三章 『史記』秦始皇本紀の歴史叙述 |
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第一節 始皇帝と秦帝国の興亡 一 始皇帝の統一をめぐって-本紀(一) 二 始皇帝の統一事業と巡行-本紀(二) 三 『史記』秦始皇本紀の歴史観-本紀(三) 第二節 始皇帝と諸公子について 一 始皇帝の夫人と扶蘇-婚姻と外交政策 二 二世皇帝と諸公子の出自について 三 秦帝国の政権構造と諸国 |
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第四章 『史記』と里耶秦簡 |
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一 洞庭郡の里耶古城をめぐる情勢 二 里耶秦簡にみえる郡県制 三 秦帝国の滅亡と地方社会 |
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第五章 『史記』秦漢史像の復元 |
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一 『史記』陳渉世家の地方社会 二 『史記』高祖本紀の地方社会 三 『史記』項羽本紀の社会情勢 |
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第六章 『史記』項羽本紀と秦楚之際月表 |
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一 『史記』項羽本紀の構成 二 『史記』秦楚之際月表の構成 三 戦国・秦漢における諸国の暦法 四 『史記』にみえる楚・漢の評価 |
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第七章 項羽と劉邦の体制 |
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一 秦代の地方統治と情報伝達 二 秦の滅亡と項羽の体制 三 楚漢戦争期の体制と戦略 |
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第八章 『史記』呂后本紀の歴史観 |
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一 『史記』にみえる呂后の人物像 二 『史記』呂后本紀の素材と編集 三 『史記』呂后本紀の歴史観 |
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第九章 『史記』漢代諸表と諸侯王 |
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第一節 張家山漢書「秩律」と漢王朝の領域 一 「秩律」にみえる県の所属 二 「秩律」にみえる漢王朝と諸侯王国 三 張家山漢簡「秩律」と楚国の領域 第二節 漢代の郡国制と諸侯王-徐州楚王陵の印章・封泥 一 漢代初期の王朝と諸侯王 二 淮陰侯韓信の失脚と諸侯王 三 漢代の郡国制と東方社会-楚国の官制と領域 |
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終章 『史記』の歴史叙述と秦漢史 |
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一 『史記』の取材と編集 二 『史記』の構造と歴史観 三 秦漢時代の国家と地域社会 |