タイトルコード |
1000100358368 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
トンブクトゥ |
書名ヨミ |
トンブクトゥ |
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交界都市の歴史と現在 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
応地 利明/著
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著者名ヨミ |
オウジ トシアキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
臨川書店
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出版年月 |
2016.1 |
本体価格 |
¥17000 |
ISBN |
978-4-653-04314-0 |
ISBN |
4-653-04314-0 |
数量 |
460p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
294.414
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件名 |
トンブクトゥ
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注記 |
トンブクトゥ関連年表:p455〜458 |
内容紹介 |
サハラ縦断塩金交易の要衝として繁栄した交界都市、トンブクトゥ。サハラ縦断塩金交易の実態を探り、その特質を明らかにするとともに、現在のトンブクトゥとそこに生きる人びとの活動も描き出す。 |
著者紹介 |
京都大学名誉教授。著書に「「世界地図」の誕生」「絵地図の世界像」など。 |
目次タイトル |
Ⅰ トンブクトゥ幻想-カタローニア図からルネ・カイエまで |
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(1)トンブクトゥをカタローニア図に読む (2)トンブクトゥ幻想の肥大と持続 (3)落魄と荒涼-ルネ・カイエの幻滅 |
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Ⅱ 砂丘列のなかの構築港市 |
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(1)ニジェール川大湾曲部とトンブクトゥ (2)掘り込まれた河港-小地形と外港・可航水路 |
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Ⅲ 都市編成の構造分析-形態論からのアプローチ |
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(1)市壁と袋小路の欠如-マグレブ都市との相違 (2)新旧2つの市街地-グリッド・パターンをめぐって |
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Ⅳ サハラ縦断塩金交易-シルク・ロードとの対比 |
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(1)塩金交易の成立基盤-生態系の縦断と並走 (2)「塩金の道」と「絹の道」-遷移と固定をめぐって (3)ヒトコブとフタコブのラクダ |
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Ⅴ 「黒人たちの国々」への道-成立と西遷 |
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(1)サハラ東西交易路の廃絶-気候変動の所産か? (2)サハラ縦断南北交易の成立 (3)サハラ縦断西方ルート-アル・バクリーの記載から (4)サハラ縦断中央ルート-イブン・バットゥータの道 |
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Ⅵ トンブクトゥ簡史-栄光と凋落 |
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(1)アル・サァディーの記載から-起源と成長 (2)塩金交易の拠点都市への発展-繁栄中心の東遷 (3)銃によるエル-ドラド奪取-新大陸征服の再演 |
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Ⅶ 最盛期のトンブクトゥ-歴史地理と施設配置 |
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(1)栄光の残照景観-拠点施設の比定と現状 (2)最盛期の都市構成-双子町から多極へ (3)都市構成の模式的提示-磁極としての「小市場」 (4)トンブクトゥをめぐる交易-商品の諸相 |
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Ⅷ 近現代のトンブクトゥ-植民都市への改変 |
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(1)西スーダーンの植民地化-「新しいインド」の建設 (2)公的施設の配置-中心の創出と土着化 (3)大区と小区-自律的空間組織から行政的下部単位へ |
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Ⅸ 人口構成とエスニシティ-諸集団共住の実態 |
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(1)1996年人口調査-資料としての家族帳簿 (2)人口とエスニシティ-14の在住集団 (3)エスニック集団と居住隔離-過去半世紀間の変動 (4)居住変動のエスニシティ-1990年〜1999年 |
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Ⅹ トンブクトゥ町家論-「住まい」と「住まう」 |
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(1)町家のモノ的側面-剛構造の装飾建築 (2)町家のコト的側面-「口」と「奥」の2項対位 |
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ⅩⅠ 家族の職業-大区別・エスニシティ別特性 |
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(1)家族単位の職業集計-方針と分類 (2)全体的概観-都市的と非都市的の拮抗 (3)大区別職業構成-旧市と新市の異質・対照性 (4)エスニシティと職業 |
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ⅩⅡ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(Ⅰ)-「大市場(ヨブ・ベル)」 |
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(1)「大市場」地区の成立-フランス治下の移転と再開発 (2)「大市場」地区の構成-固定店舗と路上店舗の並立 (3)「大市場」の売り手たち-集団・性・商品 (4)細分類レベルでの店舗構成 |
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ⅩⅢ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(Ⅱ)-「小市場(ヨブ・カイナ)」 |
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(1)「小市場」の立地と構成-サハラと内陸デルタへの勝手口 (2)「小市場」の売り手たち-集団・性・商品 (3)細分類レベルでの店舗・売り手構成 |
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ⅩⅣ 市場活動のエスニシティ・ジェンダー(Ⅲ)-「近隣市場(アルバメ市場)」 |
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(1)アルバメ市場の立地と構成-「市の立つ広場」 (2)「近隣市場」の売り手たち-集団・業種 (3)店舗の細分類とジェンダー-食と基本生活財のバザール |
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ⅩⅤ トンブクトゥ周辺の農耕-ニジェール川と砂丘の賜物 |
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(1)ウンドゥ・ボンゴ・コイナ村の概観 (2)氾濫湿地の稲作-アジアとの対比 (3)稲作地の民俗分類と稲作技術-ベンガルとの対比 (4)古砂丘列の畑作穀物農耕-トウジンビエとコムギ |