タイトルコード |
1000100434773 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
呪縛・護法・阿尾奢法 |
書名ヨミ |
ジュバク ゴホウ アビシャホウ |
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説話にみる僧の験力 |
叢書名 |
日本宗教民俗学叢書
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叢書番号 |
9 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小田 悦代/著
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著者名ヨミ |
オダ エツヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩田書院
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出版年月 |
2016.10 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-86602-973-3 |
ISBN |
4-86602-973-3 |
数量 |
285p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
184.9
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件名 |
仏教説話
呪術
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内容紹介 |
往生伝を含む説話記述を中心とした、平安・鎌倉期における密教僧による超自然的な力、そして呪術を解明。霊的存在が原因で起こる病気の治療や、それに付随する護法及び阿尾奢法などについて述べる。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 本書の目的 二 本書で使用する用語の概念・表記 三 僧の験力を示す説話の基本形態 四 本書の構成と概要 |
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第一章 『北野天神縁起』霊験譚における仏教説話的要素 |
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はじめに 一 「仁俊潔白」の問題点 二 「敷島盗衣」と「仁俊潔白」の相違 三 『十訓抄』における「仁俊潔白」の同話 四 『日本霊異記』にみる悪しき「報い」 五 密教僧の祈りと呪術的効果 六 「仁俊潔白」説話成立背景の推測 おわりに |
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第二章 神を「縛」する話 |
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はじめに 一 『後拾遺往生伝』「家宗妻の話」の概要 二 説話世界における神と僧の力関係 三 『御室相承記』『真言伝』の「家宗妻の話」(1) 四 『御室相承記』『真言伝』の「家宗妻の話」(2) おわりに |
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第三章 「解縛」と「辟除」 |
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はじめに 一 説話類にみる「辟除」 二 漢訳密教経典中における「辟除」の諸相 三 漢訳密教経典中における「辟除」と「発遣」 四 「追う」という行為の重要視 おわりに |
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第四章 阿尾奢法の日本的受容 |
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はじめに 一 漢訳密教経典にみられる阿尾奢法 二 『作法集』「験者作法」の記述における注目点 三 ヨリマシを用いない加持と漢訳密教経典の病気治療呪法 四 漢訳密教経典における予言の法と病気治療呪法の混在 五 予言の法が含む病気治療法への移行を可能にする要素 おわりに |
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第五章 阿尾奢法と使者童子 |
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はじめに 一 使者を用いる法としての阿尾奢法 二 不動明王経典にみる使者童子 三 観音経典にみる使者童子 おわりに |
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付論 十羅刹女信仰の変容 |
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はじめに 一 『法華験記』における十羅刹女 二 『今昔物語集』における十羅刹女 三 『宇治拾遺物語』『古今著聞集』における十羅刹女 四 現実社会における十羅刹女信仰の高揚 五 童子信仰と十羅刹女信仰 おわりに |
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第六章 相応伝に記された阿尾奢法 |
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はじめに 一 相応伝の阿尾奢法についての解釈 二 「呪縛」の概念と「縛」の用例 三 相応伝と恵果伝の相違から考えられる点 おわりに |
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終章 夢見 |