タイトルコード |
1000100452305 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ナショナリズムとマスメディア |
書名ヨミ |
ナショナリズム ト マス メディア |
|
連帯と排除の相克 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
津田 正太郎/著
|
著者名ヨミ |
ツダ ショウタロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
|
出版年月 |
2016.11 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-326-60294-0 |
ISBN |
4-326-60294-0 |
数量 |
6,352p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
311.3
|
件名 |
ナショナリズム
マス・メディア
|
注記 |
文献:p310〜343 |
内容紹介 |
ナショナリズムとマスメディアの関係をどう捉えるのか。ナショナリズムとマスメディアに関する既存研究を整理し、問題点を指摘。規範的な観点からナショナリズムについて検討し、マスメディアが果たすべき役割を論じる。 |
著者紹介 |
1973年大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得退学。法政大学社会学部教授。著書に「メディアは社会を変えるのか」など。 |
目次タイトル |
序章 「彼ら」のナショナリズムから「われわれ」のナショナリズムへ |
|
1 ナショナリズムと愛国主義 2 ナショナリズム批判はいかなる立場にあるのか 3 ナショナリズムとマスメディアという問題 4 本書の構成 5 「国民共同体」という概念 |
|
第1章 近代化論における「革命なきナショナリズム」の肯定 |
|
1 開発途上国の近代化とナショナリズム 2 近代化論における「政治的なもの」の放逐 3 コミュニケーション発展論と豊かさへの期待 4 近代化論の凋落と新たな分析の視座 5 コミュニケーション発展論の遺産 |
|
第2章 社会的コミュニケーション論におけるナショナリズム観 |
|
1 相互依存関係の拡大と国民共同体 2 「コミュニケーション・システム」としての国民共同体 3 「想像の共同体」としての国民共同体 4 永遠の「未完のプロジェクト」 |
|
第3章 ナショナリズム概念の再検討 |
|
1 ナショナリズムはイデオロギーか 2 認識的ナショナリズムと理念的ナショナリズム 3 ナショナリズムとマスメディアはどのような関係にあるのか 4 ナショナリズム研究の応用を目指して |
|
第4章 ナショナリズムは肯定できるか |
|
1 「進歩派のジレンマ」とリベラル・ナショナリズム 2 国民的連帯は肯定できるか 3 差異は連帯を阻害するのか 4 国民的連帯を蝕むナショナリズム |
|
第5章 ナショナリズムは福祉を促進しうるか |
|
1 ナショナル・アイデンティティとしての福祉 2 政策形成における言説とナショナリズムの役割 3 マスメディアと政策形成 4 マスメディア、ナショナル・アイデンティティ、社会政策 |
|
第6章 同胞を疑うナショナリズム |
|
1 シニカルなナショナリズム 2 シニック・ナショナリズムを支える物語 3 開かれた国民の物語は可能か 4 国民の物語と社会・経済との好循環 |
|
第7章 マスメディアはいかに連帯を構築するのか |
|
1 マスメディアによる共感の喚起と連帯 2 共感原理への批判 3 社会的弱者をいかに表象すべきか 4 複合的連帯の発見 |
|
第8章 ナショナリズムの排他性はいかに緩和されるか |
|
1 高揚する反移民感情とシティズンシップ 2 シティズンシップをめぐる政治 3 シティズンシップとマスメディア 4 シニカルなマスメディア観を越えて |
|
補論 冷戦期米国のマスコミュニケーション研究における宣教師的ナショナリズム |
|
1 限定効果理論とコミュニケーション発展論の齟齬 2 マスコミュニケーションの「効果」をめぐる言説 3 冷戦期マスコミュニケーション研究の政治的文脈 4 「第三者効果」としてのコミュニケーション発展論 |