タイトルコード |
1000100466971 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代日本の官僚制 |
書名ヨミ |
ゲンダイ ニホン ノ カンリョウセイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
曽我 謙悟/著
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著者名ヨミ |
ソガ ケンゴ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-13-030161-9 |
ISBN |
4-13-030161-9 |
数量 |
4,282p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
317
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件名 |
官僚制
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注記 |
文献:p259〜274 |
内容紹介 |
日本の官僚制にはいかなる特徴や問題があるのか。そのパフォーマンスは高いのか。国際比較のなかで豊富なデータによって現代日本の官僚制の全体像を描き出し、そのゆくえを展望する。 |
著者紹介 |
1971年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業。京都大学公共政策連携研究部・大学院法学研究科教授。著書に「行政学」「ゲームとしての官僚制」など。 |
目次タイトル |
1 本書のめざすところと議論の進め方 |
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1.1 私たちは行政について何を知っているのか 1.2 本書は何に挑むのか 1.3 何を問うのか 1.4 概念の整理 |
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2 官僚制の政治学 |
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2.1 これまでの研究の焦点 2.2 官僚制に対する政治家の影響 2.3 官僚制に対する理念やアイディアの影響 2.4 政府外の政治アクターとの関係と官僚制の自律性 2.5 官僚制の効果や帰結 2.6 何が残された論点なのか |
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3 理論で捉える:政治的産物としての官僚制 |
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3.1 政治はいかに官僚制を形作るのか 3.2 組織編成ゲームを構築する 3.3 政治統制・技能形成ゲームを構築する 補遺 |
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4 組織編成の国際比較 |
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4.1 組織のどこに注目するのか 4.2 分立の程度を捉える:大臣数と省庁数 4.3 統合の程度を捉える:行政中枢の組織と機能 4.4 政治制度と官僚制はいかなる関係にあるのか 4.5 政治制度・政治環境と組織編成の関係を検証する 4.6 多様な組織形態の理解へ |
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5 統制と技能の国際比較 |
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5.1 統制と技能のどこに注目するのか 5.2 政治統制と技能形成を捉える 5.3 政治制度に関する仮説を検証する 5.4 政治制度と政治環境に関する仮説を検証する 5.5 合意型民主制の隠された利点? |
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6 変化の中の日本の官僚制 |
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6.1 比較から見た日本の官僚制 6.2 1990年代以降の歩み 6.3 分立と統合の変化はどのように捉えられてきたのか 6.4 政治統制と技能形成はいかに捉えられてきたのか 6.5 何が日本の官僚制を形作ってきたのか 6.6 何を解き明かす必要があるのか |
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7 日本の官僚制:その組織編成 |
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7.1 ウェストミンスター化する行政? 7.2 分立と統合の実態を捉える:内閣・内閣官房・内閣府 7.3 法案策定における分立と統合はいかなるものか 7.4 人的資源配分の変化から分立と統合を見る 7.5 政治環境の影響を確かめる 7.6 なぜ均衡に至らないのか |
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8 日本の官僚制:統制と技能 |
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8.1 政治統制と技能投資をいかに捉えるか 8.2 人事に対する政治介入の不在を解き明かす 8.3 どのような技能をなぜ選ぶのか 8.4 府省庁によりその機能はどの程度異なるのか 8.5 人事の自律性と技能形成を規定する要因は何か 8.6 なぜジェネラリスト志向が強まっているのか |
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9 官僚制の政治的効果と政策的効果 |
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9.1 官僚制がもたらす二つの効果 9.2 官僚制はいかなる政治的効果を持つのか 9.3 官僚制の政策的効果はいかなるものか 9.4 統治の質と代表性:二つの軸を抽出する 9.5 官僚制に対する信頼:統治の質と代表性の帰結として 9.6 日本の官僚制はどこに位置するのか |
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10 いかなる展望が見出せるのか |
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10.1 何が明らかになったのか 10.2 残されている課題は何か 10.3 日本の官僚制をどうデザインするのか |