タイトルコード |
1000100564715 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
心理療法における無意識的空想 |
書名ヨミ |
シンリ リョウホウ ニ オケル ムイシキテキ クウソウ |
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セラピストの妊娠に焦点を当てて |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
若佐 美奈子/著
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著者名ヨミ |
ワカサ ミナコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
金剛出版
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出版年月 |
2017.10 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7724-1587-3 |
ISBN |
4-7724-1587-3 |
数量 |
239p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
146.8
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件名 |
心理療法
精神分析
臨床心理士
妊娠
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注記 |
文献:p225〜235 |
内容紹介 |
セラピストの人生上の変化は、クライエントの無意識的空想にどんな影響を及ぼすのか。セラピストの妊娠・出産の影響に焦点を当て、精神分析理論を基盤に考察。生成した仮説を、臨床事例を用いた実証研究により検討する。 |
著者紹介 |
1974年高知県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程で教育学博士取得。大阪大学・金沢大学等の特任准教授。渡辺カウンセリングルーム、大阪大学医学部附属病院小児科勤務。 |
目次タイトル |
序章 問題提起と本書の構成 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ 問題提起 Ⅲ 本書の目的と構成 |
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第1章 無意識的空想と転移について |
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Ⅰ 無意識的空想および転移の定義と歴史的背景 Ⅱ セラピストがクライエントの無意識的空想に及ぼす影響 |
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第2章 セラピストの妊娠に関連する先行研究 |
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Ⅰ セラピストの妊娠に関する調査研究・インタビュー研究 Ⅱ セラピストの妊娠がクライエントの無意識に及ぼす影響-日本の事例研究から- Ⅲ セラピストの妊娠がクライエントの無意識に及ぼす影響-海外の事例研究から- Ⅳ セラピストの妊娠がセラピストに及ぼす影響 Ⅴ 先行研究のまとめと課題 |
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第3章 セラピストの妊娠をめぐる無意識的空想の諸相 |
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Ⅰ 子どもは母親の妊娠をどう体験するのか-Freud,S.の探求- Ⅱ 母親の胎内に関する空想-Kleinの探究- Ⅲ 早期エディプス状況における結合両親像 Ⅳ 倒錯と侵入的同一化,そして閉所 Ⅴ 生と性について考えること Ⅵ 三角空間で考えるということ |
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第4章 事例研究 セラピストの妊娠とクライエントの無意識的空想をつなげる |
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Ⅰ 略奪婚空想,結合両親像からの迫害,そして哀しみ(事例A) Ⅱ 胎内にいる赤ん坊空想とクライエントの水子(事例B) Ⅲ 事例の再考察 |
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第5章 事例研究 セラピストの妊娠を契機に変化する治療プロセス |
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Ⅰ エナクトメントとアクティング・イン Ⅱ からっぽのこころに瑞々しさを取り戻させた嫉妬(事例C) Ⅲ セラピストの子宮に入ることを望んだ女性(事例D) |
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終章 妊娠したセラピストが心理療法を行うことの可能性と課題 |
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Ⅰ 匿名性の限界と分析的相互コミュニケーション Ⅱ セラピストの妊娠を治療に活かすための条件 Ⅲ 「人生の事実」と心理療法 Ⅳ 今後の課題 Ⅴ おわりに |