タイトルコード |
1000100572399 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
穀物の経済思想史 |
書名ヨミ |
コクモツ ノ ケイザイ シソウシ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
服部 正治/著
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著者名ヨミ |
ハットリ マサハル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
知泉書館
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出版年月 |
2017.10 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-86285-263-2 |
ISBN |
4-86285-263-2 |
数量 |
9,476p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
611.34
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件名 |
小麦
穀物
経済思想-歴史
イギリス-経済
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内容紹介 |
スミスの「国富論」から20世紀末までの200年に及ぶイギリスにおける穀物(小麦)の生産と消費に関する変遷を通して、経済学と経済政策の歴史的展開を考察。さらに穀物を巡る国際関係の推移を解明する。 |
著者紹介 |
1949年生まれ。立教大学名誉教授。著書に「穀物法論争」「イギリス食料政策論」など。 |
目次タイトル |
序章 小麦パンの地位 |
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第1章 自由貿易論における穀物 |
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1 『国富論』における国内分業と国際分業 2 地代論 3 穀物輸出奨励金批判 4 穀物国内取引の自由と穀物自由貿易 5 価格メカニズムと農業 |
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第2章 経済発展における地代 |
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1 人口論と穀物の地位 2 穀物価格下落が意味すること 3 地代の本質と経済における地位 4 穀物法による農工並立国の維持 5 穀物自由貿易の前提 6 農業保護主義からの離脱 |
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第3章 穀物の価値と経済発展 |
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1 地代の性質と地代増減の法則 2 賃金と利潤と「蓄積の終焉」 3 穀物価格と農業資本家 4 超過利潤と地代との改良投資 5 比較生産費説の論理と現実 6 『農業保護論』 7 穀物輸出国の生産事情 8 差額地代論と穀物輸入 |
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第4章 大陸諸国の穀物輸出能力と国内農業改良 |
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1 ヨーロッパ大陸の穀物輸出能力 2 イギリスにおける農業改良の進展 3 農業改良と地代の増加 |
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第5章 食料安全保障と帝国 |
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1 植民地穀物と食料安全保障 2 「適切で妥当な保護のもとでの穀物自由貿易」 3 食料自給と帝国 4 イギリス社会の植民地への移植 |
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第6章 穀物輸入の急増と経済学における「限界革命」 |
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1 穀物法廃止後の小麦輸入の急増 2 穀作から畜産へ 3 自由貿易による繁栄と限界効用価値説 4 食料輸入の増大と大不況 |
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第7章 穀物自給率の低落と関税改革論争 |
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1 自給帝国 2 穀物関税と『穀物法の歴史』 3 「連邦化されたアングロ-サクソンダム」 4 収穫逓減法則と準地代 |
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第8章 第一次世界大戦における穀物 |
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1 第一次大戦直前における穀物 2 戦時食料安全保障 3 食料配給と穀物 4 戦間期における穀物 |
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第9章 第二次世界大戦における穀物 |
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1 新小麦政策 2 戦時食料政策論 3 世界食料政策論 4 小麦の政治化 5 パンの配給制と英加小麦協定 |
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第10章 EC加盟と小麦の自給化 |
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1 1947年農業法 2 国民経済における農業の位置 3 EEC加盟申請と小麦の競争力 4 EC加盟と世界食料危機:小麦自給化 5 小麦の自給化と世論の変化 |
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終章 穀物安定供給 |