タイトルコード |
1000100609473 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
漢帝国の成立 |
書名ヨミ |
カンテイコク ノ セイリツ |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
87 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松島 隆真/著
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著者名ヨミ |
マツシマ タツマ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥4400 |
ISBN |
978-4-8140-0137-8 |
ISBN |
4-8140-0137-8 |
数量 |
9,568p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.042
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件名 |
中国-歴史-漢時代
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注記 |
文献:p509〜535 |
内容紹介 |
それぞれ別個の国家と看做されていた漢と諸侯王の国々は、どのような過程をたどって「実質的に郡県制と変わらない」状態となったのか。「郡国制」「郡県制」の枠組論に縛られず、実態から「統一国家」中国の形成に迫る。 |
著者紹介 |
1981年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。同大学大学院非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 統一国家の形成 |
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第一節 「天下」と「漢」-プロローグ 第二節 前漢前期政治史研究と「劉邦集団」・「郡国制」 第三節 ユーラシアの視点から-本書の課題 |
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第一章 漢王朝の成立 |
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はじめに 第一節 魏人劉邦と功臣たち 第二節 功臣たちの授爵記事 第三節 高祖五年五月詔と爵制 第四節 高祖六年以降の功臣たち おわりに |
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第二章 陳渉から劉邦へ |
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はじめに 第一節 陳渉挙兵から懐王政権まで 第二節 争乱初期の秩序形成、および陳渉推戴記事の資料批判 第三節 項羽十八王擁立の実像 第四節 諸国内訌から楚漢戦争へ 第五節 「楚漢分争」と各国状勢 第六節 皇帝推戴から同姓諸侯王擁立開始まで おわりに |
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第三章「郡国制」を問い直す |
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はじめに 第一節 諸侯王国は、漢王朝からどれほど自立していたか? 第二節 漢王朝と諸侯王国のあいだには、どれほど一体性があったのか? 第三節 「天下」の内と外 おわりに |
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第四章 呂氏専権の実像 |
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はじめに 第一節 呂氏専権の淵源 第二節 孝恵・高后年間の政治構造 第三節 張氏三代の軌跡 おわりに |
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第五章 文帝の登場 |
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はじめに 第一節 群臣たちによる擁立 第二節 立太子と嗣子への賜爵 第三節 呂氏専権期からの継続性 第四節 列侯就国と斉・趙分割と呉・淮南王入朝 おわりに |
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第六章 賈誼匈奴論再考 |
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はじめに 第一節 賈誼の匈奴認識 第二節 対匈奴策の分析 第三節 対匈奴策の系譜 おわりに |
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第七章 淮南問題と「地制」のあいだ(上) |
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はじめに 第一節 淮南厲王事件の衝撃 第二節 分国策と「地制」 第三節 淮南問題と「地制」 第四節 除関と「天下」の一体化 おわりに |
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第八章 淮南問題と「地制」のあいだ(下) |
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はじめに 第一節 藩屛強化策とその前提 第二節 淮陽国拡大案と代王移動案 第三節 再び淮南厲王事件 第四節 淮南問題と「地制」の行方 おわりに |
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第九章 呉楚七国の乱への道 |
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はじめに 第一節 景帝即位までの漢王朝と諸侯王国 第二節 削地とその動機-乱の原因(1) 第三節 皇子擁立の必要性-乱の原因(2) 第四節 叛乱前夜 第五節 破局とその顚末 おわりに |
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終章 漢帝国の成立と郡県制の確立 |
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はじめに 第一節 南からの眺望 第二節 帝国の祭典、あるいは武帝の「封建」論 第三節 ユーラシアの東方で-本書の総括 第四節 郡国廟から民爵賜与へ-エピローグ |