タイトルコード |
1000100717584 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
共同の力 |
書名ヨミ |
キョウドウ ノ チカラ |
|
1970〜80年代の金武湾闘争とその生存思想 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
上原 こずえ/著
|
著者名ヨミ |
ウエハラ コズエ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
世織書房
|
出版年月 |
2019.5 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-86686-005-3 |
ISBN |
4-86686-005-3 |
数量 |
5,319,7p 図版10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
318.899
|
件名 |
住民運動-歴史
沖縄県-歴史
|
注記 |
金武湾闘争・一九六七年〜一九八三年:p253〜293 文献:p297〜313 |
内容紹介 |
金武湾闘争の背景にある政治経済状況を明らかにし、刻々と変化する運動の局面において交わされた言葉や実践を詳細に記述。同時代の民衆運動の具体的な経験と思想の系譜に金武湾闘争を位置づけ、彼らの生存思想の水脈を見出す。 |
著者紹介 |
1981年沖縄県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専攻は沖縄の戦後社会運動史。東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師。 |
目次タイトル |
序 近代を問う金武湾闘争 |
|
第1章 金武湾沿岸地域の近代と失われたもの |
|
1 沖縄・金武湾沿岸地域における複数の戦争 2 金武湾沿岸地域の戦後 |
|
第2章 運動前史-施政権返還時の金武湾開発まで |
|
1 施政権返還前後の沖縄における経済問題 2 施政権返還と工業開発-工業化という新たな夢 3 「金武湾地区開発構想」の策定にいたるまでの経緯 |
|
第3章 「一人びとりが代表」-金武湾を守る会の抗議の始まり |
|
1 「近代化」への抵抗-反軍事・反開発の抵抗運動 2 金武湾闘争の組織化 |
|
第4章 「平和産業」資本による沖縄政治の揺らぎ |
|
1 県内革新与党・労組からの抗議声明 2 CTSをめぐるいくつかの争点 3 一・一九声明の波紋 |
|
第5章 開発に伴う暴力に対峙した金武湾闘争 |
|
1 警備の対象としての住民運動 2 工業化を希求する人びとによる暴力 3 開発に伴う暴力に対峙する金武湾闘争 4 青年たちの決起 |
|
第6章 民衆の「生存」思想が問う国家と権利 |
|
1 戦後の沖縄における司法制度と権利要求の動き 2 裁判闘争の経緯 3 裁判闘争の評価をめぐって 4 民衆の「生存」思想の表出-「生活原点」としての戦時・戦後体験 |
|
第7章 琉球弧とミクロネシアの島々との連帯 |
|
1 平和産業論の破綻-「負債」としてのCTS 2 軍事・エネルギー基地の拡張と琉球弧の島々との交流 3 ミクロネシアの島々との連帯 |
|
第8章 金武湾闘争が模索した「共同の力」 |
|
1 抵抗運動をつなぐ連帯の言葉 2 「地域主義」や「コモンズ」をめぐる対話が提起する近代への問い 3 金武湾闘争を経た一人びとりの取り組み 4 今日に引き継がれる金武湾闘争 |
|
結び 運動を再定義する |