タイトルコード |
1000100747696 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
先住・少数民族の言語保持と教育 |
書名ヨミ |
センジュウ ショウスウ ミンゾク ノ ゲンゴ ホジ ト キョウイク |
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カナダ・イヌイットの現実と未来 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長谷川 瑞穂/著
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著者名ヨミ |
ハセガワ ミズホ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2019.9 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7503-4898-8 |
ISBN |
4-7503-4898-8 |
数量 |
243p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
895.1
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件名 |
エスキモー語
言語教育
ヌナブット準州-教育
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注記 |
文献:p233〜239 |
内容紹介 |
カナダの先住民イヌイットの言語が、教育のなかでどのように扱われてきたか、現在のイヌイット語の状況、イヌイットの意識などを、現地での調査や参与観察、文献レビューで考察。イヌイット語の保持を阻む要因を明らかにする。 |
著者紹介 |
東京外国語大学博士後期課程修了。博士(学術)。専門は言語学。元東洋学園大学教授。千葉大学等で兼任講師を務める。共著に「世界の言語政策」「言語と貧困」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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1.本書の目的と研究方法 2.研究の動機 3.危機言語と言語保持の重要性 4.先住民の教育 |
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第1章 カナダの先住民とイヌイット |
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1.1982年憲法と先住民 2.先住民の人口 3.先住民の学歴 4.先住民と言語 |
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第2章 イヌイットの歴史(1) |
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1.ヨーロッパ人との接触以前 2.ヨーロッパ人との接触とその影響 3.カナダ連邦政府とイヌイット |
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第3章 イヌイットの歴史(2) |
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1.北西準州時代 2.ヌナブト準州成立 3.ヌナブト協定とヌナブト準州成立 4.ヌナブト準州のイヌイットと仕事 5.イヌイット社会の性役割と結婚 6.現在のイヌイットの宗教 7.ヌナブト準州の老人ホーム 8.イヌイット社会の負の部分 |
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第4章 カナダの多文化主義と問題点 |
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1.多文化主義宣言と多文化主義法 2.多文化主義に影響を与えてきた著作 3.多文化主義に批判的な著作 |
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第5章 ヌナブト準州成立以前のイヌイットの教育 |
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1.移動生活における集団での教育 2.宣教師による教育 3.連邦政府による教育 4.北西準州政府による教育 |
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第6章 ヌナブト準州の教育と法 |
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1.ヌナブト準州の教育とイヌイット 2.イヌイットの伝統知識IQと教育 3.ヌナブト準州のバイリンガル教育と法 4.ヌナブト準州の教育の実情 |
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第7章 イヌイット語の現状 |
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1.(準)州と連邦政府の公用語法 2.ヌナブト準州の公用語法 3.イヌイット語保護法 4.イヌイット語使用の地域差、時代差 |
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第8章 イカルイトでの調査の概要とアンケート分析 |
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1.イカルイト 2.イカルイトでの調査の概要 3.アンケートの分析 4.まとめ |
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第9章 インタビュー調査と参与観察 |
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1.イカルイトのイヌイット 2.イカルイトの小学校長へのインタビュー 3.イカルイトの中学校長、高校長へのインタビュー 4.一般のイヌイットへのインタビューとアンケートの自由記述 5.参与観察によるイカルイトの言語状況 |
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第10章 ヌナブト準州の教育とイヌイット語保持を阻む要因 |
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1.バイリンガル教育に関する理論 2.バイリンガル教育の種類 3.ヌナブト準州とバイリンガル教育理論 4.イヌイット語の標準化の動き 5.言語の威信性 6.白人優位の教育体制 |
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第11章 教育とイヌイット社会の問題 |
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1.歴史的トラウマ 2.イヌイット社会の貧困 3.暴力、飲酒 4.麻薬といじめ 5.文化の喪失 6.10代の妊娠とメンタル・ヘルス 7.まとめ |
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第12章 ほかの先住民言語との比較と現在のヌナブト準州の問題 |
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1.グリーンランド 2.ヌナブト準州とグリーンランドの比較 3.マオリ語とハワイ語の事例 4.アイヌ語の歴史と現状 5.現在のヌナブト準州の教育に関する問題 6.教育法改正の動き |
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終章 |
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1.イヌイットの言語、教育の現状 2.要因と対策 |