タイトルコード |
1000100772603 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代イギリスの児童虐待防止とソーシャルワーク |
書名ヨミ |
ゲンダイ イギリス ノ ジドウ ギャクタイ ボウシ ト ソーシャル ワーク |
|
新労働党政権下の子ども社会投資・児童社会サービス改革・虐待死亡事件を検証する |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田邉 泰美/著
|
著者名ヨミ |
タナベ ヤスミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2019.12 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-7503-4943-5 |
ISBN |
4-7503-4943-5 |
数量 |
358p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
369.4
|
件名 |
児童福祉
児童虐待
ケース・ワーク
|
内容紹介 |
イギリスの児童虐待死亡事件調査報告書を取り上げ、事件の概要と当児に対するソーシャルワークの内容を整理。ソーシャルワークが抱える根本問題を抽出する。2006年刊「イギリスの児童虐待防止とソーシャルワーク」の続編。 |
著者紹介 |
1961年京都生まれ。園田学園女子大学短期大学部幼児教育学科教員。社会学博士(社会福祉学専攻)。著書に「イギリスの児童虐待防止とソーシャルワーク」など。 |
目次タイトル |
序章 本書の概要と全体の構成 |
|
<1>本書を読む前に-児童虐待死亡事件調査報告書とは何か <2>本書の構成 |
|
Ⅰ部 子ども社会投資の社会哲学的根拠とその実際 |
|
1章 子ども社会投資の社会哲学的根拠-ギデンズ、エスピン-アンデルセンらの社会哲学を中心に- |
|
<1>ギデンズの社会哲学 <2>エスピン-アンデルセン、ギデンズらの子ども社会投資の社会哲学 <3>福祉国家の現代化における子ども社会投資の社会哲学的根拠とその意義 |
|
2章 子ども社会投資と福祉国家の現代化 |
|
<1>福祉国家の現代化:子ども社会投資の積極的意義 <2>子ども社会投資とシティズンシップの変化:社会的権利モデルから社会投資モデルへ <3>子ども社会投資戦略の実際:児童貧困対策を中心に <4>子ども社会投資の意義と限界 |
|
Ⅱ部 ビクトリア・クリンビエ虐待死亡事件調査報告書とソーシャルワーク改革 |
|
3章 ビクトリア・クリンビエ虐待死亡事件とソーシャルワークその1-イーリングとブレントにおけるビクトリアへの対応- |
|
<1>児童社会サービス改革におけるビクトリア・クリンビエ事件の位置づけ <2>ビクトリア・クリンビエ虐待死亡事件の概要 <3>ビクトリアへの対応におけるソーシャルワークの課題 |
|
4章 ビクトリア・クリンビエ虐待死亡事件とソーシャルワークその2-ハーリンゲイにおけるビクトリアへの対応- |
|
<1>ビクトリアへの対応におけるソーシャルワークの課題 <2>ビクトリア・クリンビエ虐待死亡事件の深層 <3>ラミング報告書の勧告と構造改革の方向 <4>児童虐待死亡事件調査報告書とは何か:ラミング報告書のソーシャルワークへの影響 |
|
Ⅲ部 ECMの理論とその実際 |
|
5章 緑書『すべての子どもはかけがえのない存在である』(Every Child Matters:ECM)の成立過程とその構想内容 |
|
<1>ECMの成立に至るまで:早期予防介入の実現に向けて <2>Every Child Matters:ECMとは <3>ECMの地方改革プラン:アウトカムズ・フレームワークと児童トラスト <4>ECMの到達点:これまでの整理 |
|
6章 コンタクトポイント・データベース(ContactPoint database:CPd)、共通アセスメントフレームワーク(Common Assessment Framework:CAF)、児童ケースファイル情報管理システム(Information Children's System:ICS)が児童(虐待防止)ソーシャルワークに与える影響について |
|
<1>予防介入としてのCPd、CAF、ICS <2>CPd、CAF、ICSの目的と連携 <3>CPd <4>CAF <5>ICS <6>CPd、CAF、ICS:電子情報管理システムの根本問題 <7>ソーシャルワークの原点:ナラティヴかデータベースか |
|
Ⅳ部 児童性的虐待/誘拐殺害事件における政府、市民、メディアの対応 |
|
7章 ペドファイル(児童性愛者/集団)対策における予防管理の新しい意味 |
|
<1>ペドファイル対策とは:家庭-内-虐待から家庭-外-虐待へ <2>イギリスにおける刑事司法法(性犯罪者対策)の変遷 <3>サラ・ペイン性的虐待/誘拐殺害事件:メディア報道と市民の自警団的暴力(vigilantism) <4>ソーハム地区女児性的虐待/誘拐殺害事件:ビチャード報告(Bichard Report 2004年6月)とケリー報告(Kelly Report 2004年7月) <5>ペドファイル対策とは何か:刑事司法の変遷と予防/管理の新しい戦略 |
|
Ⅴ部 ベビーP虐待死亡事件調査報告書とソーシャルワーク改革 |
|
8章 ベビーP虐待死亡事件とソーシャルワーク-繰り返される第二のクリンビエ虐待死亡事件- |
|
<1>はじめに:ベビーP虐待死亡事件とは <2>ベビーP虐待死亡事件の社会/政治的背景:児童社会サービスを中心に <3>ベビーP虐待死亡事件の概要 <4>SCRの見解 <5>児童虐待防止ソーシャルワークへの直接的影響 <6>児童虐待防止ソーシャルワークへの間接的影響 <7>ベビーP虐待死亡事件と連立政権 |
|
9章 政争そしてスキャンダルとしてのベビーP虐待死亡事件-スケープゴートにされたソーシャルワーク- |
|
<1>もう1つのベビーP虐待死亡事件:「政争そしてスキャンダル」の意味 <2>ベビーP虐待死亡事件をめぐるメディアと政治の対応 <3>JARに対する政治的介入 <4>SCRのやり直し(改訂版SCR) <5>ベビーP虐待死亡事件の責任問題 <6>スケープゴートにされたソーシャルワーク |
|
Ⅵ部 新労働党政権の社会統治とソーシャルワーク |
|
10章 新労働党政権の児童社会サービス改革がソーシャルワークに与える影響と変化 |
|
<1>「刷新された社会民主主義」の社会統治:4つのモデルを手掛かりに <2>児童虐待防止システムの発展とソーシャルワークの変化-普遍的な早期予防介入(ECM,2003)とアウトカムズ・フレームワーク(CfC,2005)に至るまで- <3>普遍的な早期予防介入とソーシャルワーク-マネジリアリズムの脈絡から- <4>アウトカムズ・フレームワークとソーシャルワーク-マネジリアリズムの脈絡から- <5>新労働党政権の社会統治と児童ソーシャルワーク |
|
結章 副題の3つのテーマから全体を振り返って |
|
<1>子ども社会投資 <2>児童社会サービス改革 <3>虐待死亡事件 |