タイトルコード |
1000100784696 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
聖地の紛争とエルサレム問題の諸相 |
書名ヨミ |
セイチ ノ フンソウ ト エルサレム モンダイ ノ ショソウ |
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イスラエルの占領・併合政策とパレスチナ人 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山本 健介/著
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著者名ヨミ |
ヤマモト ケンスケ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-7710-3284-2 |
ISBN |
4-7710-3284-2 |
数量 |
5,296p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
227.9
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件名 |
パレスチナ問題
エルサレム
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注記 |
文献:p267〜289 |
内容紹介 |
ますます混迷を深めていくエルサレム問題、そしてその中核に位置する「聖地の紛争」。争いはいかに始まり、どのように続いてきたのか。パレスチナ人の視点を軸に、複雑化する紛争の多様な貌を照らし出す。 |
著者紹介 |
1990年京都市生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員(PD)。 |
目次タイトル |
序章 聖地の紛争とエルサレム問題の捉え方 |
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はじめに 1 パレスチナ問題のなかの聖地とエルサレム 2 聖地の紛争の変遷と今日の様相 3 紛争分析におけるパレスチナ人の主体性 4 パレスチナとエルサレムの地理的概要 5 本書の研究方法 6 本書の構成 |
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第Ⅰ部 パレスチナの聖地と紛争を捉える土台 |
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第1章 パレスチナ問題と複宗教聖地 |
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はじめに 1 パレスチナにおける聖地群の概観 2 聖地と聖性の動態 3 聖地と都市社会 おわりに |
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第2章 パレスチナ問題の諸相と紛争の定義 |
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はじめに 1 パレスチナ問題の形成と発展 2 政策分析の概念としての入植・植民地主義 3 紛争定義の枠組みとしての入植・植民地主義 おわりに |
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第Ⅱ部 紛争下における聖地の位置づけの変質 |
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第3章 オスマン帝国期・英国委任統治期の聖地と宗教的・民族的シンボル性 |
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はじめに 1 ステイタス・クオ原則の誕生 2 英国委任統治期の聖地問題 おわりに |
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第4章 第三次中東戦争以降の聖地と対立の管理/潜在化 |
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はじめに 1 ハラム・シャリーフ/神殿の丘のステイタス・クオ原則 2 イスラエル政府にとってのエルサレム問題と聖地 3 パレスチナ人のステイタス・クオ理解 おわりに |
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第5章 「オスロ合意時代」の聖地と領域支配をめぐる権利論争 |
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はじめに 1 オスロ合意と聖地 2 ヨルダン・イスラエル和平とパレスチナ人の立場 3 文化遺産・遺跡の改修と聖地の梅利論争の浮上 4 和平交渉における聖地 おわりに |
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第6章 2000年代における聖地と実態レベルの紛争の進展 |
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はじめに 1 イスラエルによる一極支配の形成 2 ステイタス・クオをめぐる認識のギャップとその表面化 おわりに |
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第Ⅲ部 現代のエルサレム社会と聖地の紛争の動態 |
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第7章 オスロ合意後のエルサレムとパレスチナ社会 |
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はじめに 1 イスラエルの占領・併合政策 2 エルサレムをめぐるパレスチナ人の政治 3 アクサー・インティファーダ以降の東エルサレム おわりに |
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第8章 聖地ハラム・シャリーフ/神殿の丘とパレスチナ人の宗教・社会生活 |
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はじめに 1 イスラエル領内のイスラーム運動とエルサレム 2 2000年代のエルサレムにおける占領と聖地アクセスの連関 3 聖地へのアクセス権の護持と都市社会の存続 4 聖地の多様な活用とその社会的機能 5 エルサレムの再興へ向けた実践 おわりに |
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終章 変質する紛争と多様化する争点 |
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はじめに 1 紛争が辿ってきた道筋と現在地 2 紛争の長期化と「負のスパイラル」 |