タイトルコード |
1000100790690 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世日本の王権神話 |
書名ヨミ |
チュウセイ ニホン ノ オウケン シンワ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
阿部 泰郎/著
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著者名ヨミ |
アベ ヤスロウ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-8158-0982-9 |
ISBN |
4-8158-0982-9 |
数量 |
7,430,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
神話-日本
伝説-日本
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内容紹介 |
龍や狐、神仏や魔王が躍動し、神器や国土の由来を説く物語たち。中世の権力は、自らの「正統」を示す数多の縁起説話によって支えられていた。即位儀礼に関する宗教テクストや幸若舞などの芸能から、中世王権神話の水脈を探る。 |
著者紹介 |
1953年横浜生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学。龍谷大学文学部教授、名古屋大学名誉教授・高等研究院客員教授。著書に「中世日本の世界像」など。 |
目次タイトル |
序章 中世王権神話テクストの諸位相 |
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一 『旅宿問答』という扉 二 舞の本が物語る神話 三 中世王権神話の輪郭 四 即位灌頂研究の展開と課題 五 本書の構成 |
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第Ⅰ部 儀礼と王権 |
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第一章 宝珠と王権 |
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一 花山院の犯し 二 舎利奉請 三 舎利/宝珠/愛染王 四 花園院の王権 五 即位法とダキニ天 六 後醍醐天皇の違乱 |
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第二章 慈円と王権 |
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一 『六道釈』の祈りと王権 二 王を護る僧 三 玉体の夢想者 四 陰陽加持の成就 五 もたらされた回心 六 「慈童」の誕生へ |
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第三章 慈童の誕生 |
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一 『天台方御即位法』 二 「即位灌頂」の諸形態 三 穆王説話の展開 四 慈童説話の様相 五 法花経注釈と即位法 六 尊海の『即位法門』 七 恵心流と即位法 八 心賀の即位法 九 心賀の即位法の背景 十 中世天台の世界と慈童説話 結び |
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第Ⅱ部 芸能と王権 |
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第四章 辰狐と王権 |
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一 『入鹿』が投げかける課題 二 鎌足説話の諸相 三 舞曲の創造 |
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第五章 海人と王権 |
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一 海人説話の諸相 二 興福寺縁起と海人説話 三 珠をめぐる藤原氏の宗教伝承 |
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第六章 八幡縁起の系譜 |
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一 『百合若大臣』と中世日本紀 二 八幡神の登場 三 八幡縁起の展開と日本紀 四 大江匡房と八幡霊験譚 五 中世八幡縁起の創造 |
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第Ⅲ部 歴史と王権 |
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第七章 中世日本紀と王権 |
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一 慈円の夢 二 即位法と中世日本紀 三 釼の巻 四 宝釼の行方 |
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第八章 日本紀の再創造 |
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一 中世における「日本紀」 二 『春秋暦』とその作者 三 『秋津嶋物語』の成立と特質 四 『春秋暦』と『秋津嶋物語』の連なり |
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第九章 魔王との契約 |
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一 第六天魔王神話の語り口 二 第六天魔王神話の地平 三 魔王との戦い |
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終章 中世王権神話の水脈 |
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一 中世王権神話の淵叢 二 二神約諾神話の場 三 中世王権神話の主体 四 縁起における中世王権神話の融合と生成 |