タイトルコード |
1000100795320 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
コーマック・マッカーシー |
書名ヨミ |
コーマック マッカーシー |
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錯綜する暴力と倫理 |
叢書名 |
アメリカ文学との邂逅
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山口 和彦/著
諏訪部 浩一/監修
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著者名ヨミ |
ヤマグチ カズヒコ スワベ コウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
三修社
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-384-05944-1 |
ISBN |
4-384-05944-1 |
数量 |
328p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.278
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個人件名 |
McCarthy Cormac |
注記 |
年譜:p298〜304 文献:p311〜319 |
内容紹介 |
現代アメリカ小説を代表する作家、コーマック・マッカーシーの小説11作を論じ、「暴力」表象と「倫理」的洞察という、マッカーシー作品に特有の問題系を探究する。 |
著者紹介 |
1971年生まれ。ペンシルヴァニア州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。上智大学文学部英文学科准教授。共編著に「アメリカ文学と映画」など。 |
目次タイトル |
序章 コーマック・マッカーシーの人と作品 |
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第1章 『果樹園の守り手』 |
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「保守」と市民的反抗の精神 ニューディール・リベラルの暴力性と「保守」 レッドブランチ前史-アイルランド、ウィスキー暴動、北軍についた南部人 コンフォーミストからアンチノミアンへ イニシエーションと「掟」の創造への意志 |
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第2章 『外なる闇』 |
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南部ゴシックへの定位 「グロテスク」と/な「他者」 時空間の飛翔とグノーシス主義的「無知」 彷徨の果ての「悪」と「暴力」 グノーシス主義的心性とゴシック |
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第3章 『チャイルド・オブ・ゴッド』 |
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暴力と聖なるもの 暴力の主体と共感のベクトル 否定される共同体の自由意志と聖化される暴力 涙と暴力の詩学 あなたによく似た神の子 |
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第4章 『サトゥリー』 |
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ゴシック都市ノックスヴィルと死への妄執 告白としての小説と自己探究の方法としての堕落 「父」なるものとの和解なき離別と、逃れえないその影 |
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第5章 『ブラッド・メリディアン』 |
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小説と暴力表象 「成長」しない少年のウェスタン・ビルドゥングスロマン 砂漢、狼、戦争 暴力の弁証法と倫理の行方 ポスト・ヒューマンの倫理に向かって |
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第6章 『すべての美しい馬』 |
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冷戦カウボーイのイデオロギー 「テキサス」を去る 「永遠へのノスタルジア」と独我論的自己 裁かれる冷戦カウボーイ 砂漠へ |
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第7章 『越境』 |
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狼の舞と啓示体験 シートン的パラドクスと「狼」のロマンティシズム 自然の無関心と、狼(人間)=ホモ・サケルの身休 高慢の罪と証人の責務 永遠の証人と倫理の起源 |
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第8章 『平原の町』 |
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同時代的文脈と「国境三部作」の起点 アメリカ的自己と他者としてのメキシコ 他者への倫理的責任と供犠の意味 夢のなかの責任と証言する者 |
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第9章 『血と暴力の国』 |
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「例外状態」としてのアメリカ 後景化される「戦争」 宿命論と自由意志のあいだ |
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第10章 『ザ・ロード』 |
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終末論的世界の倫理 夢と記憶の危険 言葉とカニバリズム 崇高の向こう側 |
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第11章 『特急日没号-劇形式の小説』 |
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グローバル資本主義の精神とポストモダン文学の倫理 ポストモダン都市ニューヨーク 弁証法的関係の緊張と脱構築される主体 ポストモダンにおける倫理の主体・主体の倫理 |