タイトルコード |
1000100799030 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
昭和期政軍関係の模索と総力戦構想 |
書名ヨミ |
ショウワキ セイグン カンケイ ノ モサク ト ソウリョクセン コウソウ |
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戦前・戦中の陸海軍・知識人の葛藤 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
玉木 寛輝/著
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著者名ヨミ |
タマキ ヒロキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2020.4 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-7664-2671-7 |
ISBN |
4-7664-2671-7 |
数量 |
5,322,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
393.2
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件名 |
軍事行政
日本-歴史-昭和時代
日中戦争(1937〜1945)
太平洋戦争(1941〜1945)
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注記 |
文献:p289〜313 |
内容紹介 |
軍事の論理vs政治の論理。昭和戦前期における在郷軍人と陸軍中央のせめぎあいとは何だったのか。「統帥権の独立」は容認されるものであったか。総力戦の時代における政治と軍事の関係を分析する。 |
著者紹介 |
1987年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門分野は近現代日本政治史。慶應義塾大学法学部非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 総力戦の時代の政軍関係の再検討 |
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一 軍事の抑制の模索-三つの切り口から 二 これまでの政軍関係についての議論 三 本書の構成 |
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1 昭和戦前期の在郷軍人の政治進出とその抑制をめぐる相剋 |
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はじめに-在郷軍人・軍と政治の架け橋 一 在郷軍人グループの政治化とその思想的背景 二 一九三五年における在郷軍人グループの政治進出とその抑制 三 大政翼賛会成立過程における在郷軍人の政治活動と軍中央の抑制 おわりに-太平洋戦争前の軍中央と在郷軍人 |
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2 太平洋戦争前後期の在郷軍人と政治 |
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はじめに-太平洋戦争後の軍中央と在郷軍人 一 大政翼賛会成立前後の在郷軍人の政治活動とその抑制 二 翼賛選挙と在郷軍人の政治進出の抑制 三 太平洋戦争後の在郷軍人グループの政治進出の挫折 おわりに-在郷軍人は軍の政治的手足となり得たか |
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3 昭和戦前期の陸軍における政戦両略一致論 |
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はじめに-昭和期陸軍再考 一 大正期における国務の重要性の認識 二 国務と統帥の調和と政戦両略一致の時代へ 三 政戦両略一致実現の場としての総力戦研究所 四 太平洋戦争終結をめざす陸軍内の政戦両略一致論 おわりに-昭和期の陸軍は軍事万能主義だったか |
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4 海軍中堅層と知識人の政戦両略論と総力戦論 |
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はじめに-海軍・知識人と総力戦の時代 一 高木惣吉の政戦両略認識と防共協定強化問題 二 海軍中堅層の「統帥権の独立」への認識と政戦両略一致の模索 三 海軍嘱託の知識人と政戦両略・総力戦論-経済学者・哲学者を中心に おわりに-海軍・知識人における武力戦の位置づけ |
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5 海軍嘱託の知識人と政軍関係の模索 |
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はじめに-知識人の軍事統制の模索 一 政治目的の設定と軍事の統制 二 日中戦争後の軍事統制の希求と総力戦論 三 太平洋戦争の終結をめざす政戦両略論と総力戦論 おわりに-知識人による軍事統制の模索のゆくえ |
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6 近代日本における政戦両略一致論が抱える難題 |
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はじめに-あるべき政戦両略の形を求めて 一 石原莞爾と大串兎代夫の政戦両略一致論と問題提起 二 天皇親政論の挫折から軍事が優越する政戦両略の一致へ 三 「統帥権の独立」と超憲法的存在のジレンマ おわりに-帝国憲法の隘路 |
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終章 総力戦の昭和を再考する |