タイトルコード |
1000100878098 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
律令政治と官人社会 |
書名ヨミ |
リツリョウ セイジ ト カンジン シャカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
虎尾 達哉/著
|
著者名ヨミ |
トラオ タツヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
塙書房
|
出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-8273-1320-8 |
ISBN |
4-8273-1320-8 |
数量 |
19,331,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
322.134
|
件名 |
律令
官制-歴史
|
内容紹介 |
藤原宮子の「大夫人」称号事件、律令制下天皇即位時の特別昇叙など、天武朝以降の律令政治と律令官人社会についての諸問題を論じる。「日本古代の参議制」「律令官人社会の研究」に続く第3論文集。 |
著者紹介 |
昭和30年青森県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。同大学博士(文学)。鹿児島大学法文学部教授。著書に「律令官人社会の研究」など。 |
目次タイトル |
第一章 天武天皇 |
|
第一節 壬申功臣の厚遇 第二節 現実主義者としての天武 |
|
第二章 日本律における科刑の軽減をめぐって |
|
第一節 先行研究 第二節 水本学説批判 第三節 天武朝の罪刑法定主義と律編纂 第四節 未成熟な官僚と寛容な統制 第五節 日本律の恤刑主義 |
|
第三章 天武朝における冠位の抑制をめぐって |
|
序言 第一節 冠位昇進の実態 第二節 上級冠位の抑制と下級冠位の促進 第三節 関連する諸問題 結語 |
|
第四章 天武天皇の除病延命祈願をめぐって |
|
第一節 天武の除病延命祈願記事 第二節 天武除病延命祈願の画期性 第三節 「死ぬ王」としての天武 |
|
第五章 藤原宮子の「大夫人」称号事件について |
|
序言 第一節 河内説の批判的検討 第二節 「大夫人」は「オホミオヤ」か 第三節 「大夫人」とは何か 第四節 「大夫人」使用の意図 第五節 「大夫人」と藤原氏 第六節 「大夫人」称号事件の本質 結語 |
|
第六章 律令制下天皇即位時の特別昇叙について |
|
第一節 聖武天皇即位時の特別昇叙 第二節 嵯峨天皇即位時の特別昇叙 第三節 孝謙天皇即位時の特別昇叙 第四節 淳仁即位時および称徳重祚時とその後の特別昇叙 第五節 即位時特別昇叙の起源をめぐる臆説 |
|
第七章 奈良時代の政治過程 |
|
第一節 皇位継承の不安定性 第二節 文武・元明・元正朝の政治過程 第三節 聖武・孝謙・淳仁朝の政治過程 第四節 称徳・光仁朝の政治過程 |
|
第八章 律令官人群の形成 |
|
第一節 律令官人と法官・式部省 第二節 律令官人群の形成過程 第三節 律令官人をめぐる余論 |
|
第九章 「律令官人社会における二つの秩序」補考 |
|
序言 第一節 補強史料の提示 第二節 「五位以上録名奏聞」をめぐって 結語 |
|
第十章 律令官人の朝儀不参をめぐって |
|
第一節 「賀正不参」 第二節 「任官せらるる者多く庭に会せず」 第三節 「列見・考唱不到」 第四節 不参制裁規定の緩和化 第五節 「賀正の臣礼容を諳んぜず」 余言 |
|
第十一章 弘仁六年給季禄儀における式兵両省相論をめぐって |
|
序言 第一節 事件の経緯 第二節 給季禄儀不参者をめぐる式部省と弾正台との相論 第三節 人事官庁としての式部省 第四節 礼儀監督官庁としての式部省 第五節 太政官と式部省との統制関係 結語 |