タイトルコード |
1000100880178 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
16・17世紀の数学的音楽理論 |
書名ヨミ |
ジュウロク ジュウナナセイキ ノ スウガクテキ オンガク リロン |
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音楽の数量化と感性的判断をめぐって |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大愛 崇晴/著
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著者名ヨミ |
オオアイ タカハル |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-7710-3425-9 |
ISBN |
4-7710-3425-9 |
数量 |
5,279p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
761
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件名 |
音楽理論-歴史
数学
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注記 |
文献:p259〜270 |
内容紹介 |
音楽理論が数学の一部とみなされていた西洋近代の黎明期、数学的音楽理論が音楽をどのように数量化し、また、本来数値では測れない音楽に対する感性的判断についてどのように理解を示してきたのかを明らかにする。 |
著者紹介 |
富山県出身。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(美学芸術学)修了。同志社大学文学部美学芸術学科准教授。 |
目次タイトル |
序論 |
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第1章 ザルリーノにおける数学的音楽理論の伝統と言葉の音楽的表現 |
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第1節 基礎となる音楽概念 第2節 古代の音楽と感情の喚起 第3節 言葉の表現手段としてのハルモニア 第4節 ピュタゴラス派の伝統と「言葉の模倣」 |
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第2章 ザルリーノの数学的音楽理論における幾何学の役割 |
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第1節 『ハルモニアの証明』における幾何学的論証 第2節 幾何比とメソラビウム 第3節 音程の量的契機と質的契機 第4節 ザルリーノにおける幾何学の位置づけの不安定さ |
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第3章 ヴィンチェンツォ・ガリレイのザルリーノ批判 |
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第1節 「人為は自然を模倣する」 第2節 自然と人為をめぐるガリレイのザルリーノ批判 第3節 ガリレイにおける自然 第4節 ガリレイのアリストクセノス受容が持つ意義 |
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第4章 ケプラーにおける協和音の問題 |
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第1節 協和音の原因と幾何学 第2節 調和/協和音の知覚 第3節 ケプラーの音楽論の特殊性と保守性 |
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第5章 デカルトの音楽論における協和音の「完全性」と快 |
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第1節 協和音の規定と弦の分割 第2節 第2の弦の分割法と4度の存在論的位置づけ 第3節 感覚経験における4度の位置づけ 第4節 感性的判断の相対性 第5節 協和音の快から美的判断へ |
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第6章 協和音の機械論的規定 |
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第1節 「実験」による音の観察 第2節 「協和音の一致理論」 第3節 感覚的質の機械論的解釈 |
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第7章 魂の計算による感覚的認識 |
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第1節 聴取の生理学的構造 第2節 音程知覚のメカニズム 第3節 感覚による計算と音程の誤差 第4節 魂の能動的注意 第5節 旋律論 第6節 近代合理主義と美学=感性学のはざまにおけるメンゴリ音楽論の意義 |
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第8章 「実践」された数学的音楽理論 |
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第1節 「音楽的な聴覚」と「粗野な耳」 第2節 『提案』における純正律ヴァイオルの構想 第3節 純正律ヴァイオルによる「音楽的実験」 第4節 理論と実践のはざまにおけるサモンの構想の意義 |
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結論 |