タイトルコード |
1000100888100 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本型福祉国家再編の言説政治と官僚制 |
書名ヨミ |
ニホンガタ フクシ コッカ サイヘン ノ ゲンセツ セイジ ト カンリョウセイ |
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家族政策の「少子化対策」化 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
西岡 晋/著
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著者名ヨミ |
ニシオカ ススム |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7795-1575-0 |
ISBN |
4-7795-1575-0 |
数量 |
4,419p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
364.1
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件名 |
社会政策
家族
官僚制
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注記 |
文献:p373〜400 |
内容紹介 |
家族主義と高齢者偏重型の政策体系を特徴とした日本型福祉国家は、1990年代以後、家族政策を拡充してきた。この政策変容がどのようにもたらされたのかを、言説政治論の枠組みを用いて明らかにする。 |
目次タイトル |
序章 日本型福祉国家の変化と家族政策の展開 |
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第1節 日本型福祉国家の特徴 第2節 日本型福祉国家のポスト工業化 第3節 変化する日本型福祉国家 第4節 本書の研究課題 第5節 本書の分析視角と仮説 第6節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 理論編 |
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第1章 福祉国家再編の政治分析 |
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はじめに 第1節 ポスト工業化社会と福祉国家の再編 第2節 制度中心アプローチ 第3節 アクター中心アプローチ 第4節 アイディア中心アプローチ 小括 |
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第2章 言説政治論の理論的考察 |
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はじめに 第1節 なぜ言説政治論なのか? 第2節 言説政治論の基礎概念 第3節 言説政治と制度変化 第4節 言説政治とアクター 第5節 分析の方法 小括 |
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第Ⅱ部 事例研究編 |
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第3章 日本社会の人口動態と人口政策言説の変遷 |
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はじめに 第1節 戦前・戦中期の人口政策の形成 第2節 占領期における人口統計部局の再編と情報資源化 第3節 戦後復興期における人口政策言説と制度化 第4節 第一次ベビーブームの終焉と少子化言説の台頭 第5節 もう一つの「少子化問題」の争点化 第6節 高齢化社会言説の台頭と自民党政治の「危機と補償」 第7節 低成長期における少子化言説の台頭と変容 第8節 少子化言説の周辺化と厚生官僚制の対応 小括 |
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第4章 戦後日本の女性政策の展開と言説の浸透 |
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はじめに 第1節 国際的女性政策言説の台頭と波及 第2節 国民意識の漸進的変化 第3節 厚生官僚制のジェンダー認識変化 第4節 ナショナル・マシーナリーの創設と発展 第5節 「日本型福祉社会論」の言説構造化 第6節 女性政策言説の堆積 第7節 女性政策言説の制度化 小括 |
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第5章 厚生省の組織ドメインと政策フロンティアの開拓 |
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はじめに 第1節 厚生省の組織ドメインとその変化 第2節 「政策フロンティア」としての児童家庭行政 第3節 厚生官僚の少子化対策言説 第4節 厚生省の人事戦略 小括 |
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第6章 「1.57ショック」と少子化問題のアジェンダ・セッティング |
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はじめに 第1節 厚生官僚制と政治アクターとの認識共有過程 第2節 保守主義レジーム下の言説架橋戦略 第3節 厚生官僚制の伝達型言説動員 第4節 数字の魔力 第5節 少子化対策言説の構造化 第6節 対抗言説の動員 第7節 少子化対策言説の制度化 小括 |
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第7章 児童手当制度改革の言説政治と官僚制 |
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はじめに 第1節 児童手当制度の歴史的変遷 第2節 児童手当制度改革の契機 第3節 児童手当制度の「少子化対策」化 第4節 調整型言説と制度化 小括 |
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第8章 保育制度改革の言説政治と官僚制 |
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はじめに 第1節 保育制度の歴史的変遷 第2節 保育制度改革のアジェンダ・セッティング 第3節 保育制度の構造的改革の失敗 第4節 保育制度の漸進的改革の成功 小括 |
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終章 結論と含意 |
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第1節 知見の要約 第2節 理論上の貢献と発展可能性 第3節 残された課題 |