タイトルコード |
1000100942131 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世後期の村落自治形成と権力 |
書名ヨミ |
チュウセイ コウキ ノ ソンラク ジチ ケイセイ ト ケンリョク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
熱田 順/著
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著者名ヨミ |
アツタ ジュン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-02972-8 |
ISBN |
4-642-02972-8 |
数量 |
8,338,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
村落-歴史
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内容紹介 |
中世後期から近世にかけて、どのように村落の「自治」が形成されたのか。その経緯と背景を、和泉・紀伊・丹波の村落を事例に、惣有地、「自治」、近世村落との関連、「日常」の4つの視角から再検討する。 |
著者紹介 |
1990年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。同大学兼任講師、博士(史学)。 |
目次タイトル |
序章 課題と方法 |
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一 研究史の整理と論点の提示 二 本書の視角と史学史上における位置づけ 三 本書の構成 |
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第Ⅰ部 戦国期初頭における荘園領主の機能 |
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第一章 戦国期和泉国日根荘における根来寺僧の動向と荘園領主 |
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はじめに 一 日根荘における根来寺の軍事活動 二 筒井坊・遍知院による代官職補任要求 おわりに |
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第二章 戦国期和泉国日根荘にみる代官請負の意義 |
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はじめに 一 閼伽井坊明尊の動向と日根荘代官職 二 根来寺と政長流畠山氏の関係 おわりに |
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第三章 中世後期の上位権力と地域社会 |
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はじめに 一 「クミノ郷」の理解 二 戦国期泉南地域の村落間結合 三 地域社会と権力の関係 おわりに |
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第Ⅱ部 村落の変容と「自治」の形成 |
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第一章 惣有地の形成・経営と上位権力 |
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はじめに 一 惣有地の機能と形成について 二 惣有地の管理・経営における上位権力の役割 おわりに |
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第二章 在村寺社の経営と「村落「自治」」 |
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はじめに 一 中世後期における証誠権現社の経営 二 中近世移行期における証誠権現社の経営状況の変容 おわりに |
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<補論>柏原村の証誠権現社について |
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はじめに 一 「貞享元年迄…年」の付箋がついた四点の文書の紹介 二 三点の付箋が意味すること おわりに |
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第三章 「村中」形成の背景と歴史的意義 |
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はじめに 一 柏原村における「村中」の実態 二 一五世紀後半における柏原村の変容 三 一六世紀における柏原村の変容とその背景 おわりに |
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第Ⅲ部 中間層と「村落「自治」」 |
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第一章 中世後期における中間層の動向と「村落「自治」」 |
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はじめに 一 神主の機能 二 神主の村落構成員化と「村落「自治」」 おわりに |
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第二章 中近世移行期における村落と領主の関係 |
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はじめに 一 中世後期山国荘の経済秩序 二 国人領主宇津氏の役割と在地社会 三 中近世移行期における中間層の動向 おわりに |
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終章 まとめと展望 |
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一 荘園領主の存在意義 二 「中間層」について 三 上位権力と地域社会の関係 四 惣村論の相対化と「村落「自治」」という視点 五 古文書原本調査の意義 六 課題と展望 |